移籍金や年棒を含めた総額は約30億円と、Jリーグで前例のない金額を費やしてヴィッセル神戸が獲得。

ドイツ代表で130試合出場49ゴール、背番号「10」を着けて3度のW杯に出場した世界的スターのJ参戦は、大きな注目を集めた。

オランダ代表ＭＦヴェスレイ・スナイデル（33）の獲得に乗り出していることが27日、分かった。

オランダ代表では国際Aマッチ歴代最多の132試合に出場、3度のW杯でエースとして君臨。

レアル・マドリードやインテル・ミラノなどで活躍し、所属した異なるリーグの4チーム全てで優勝を経験。

複数の関係者によると、神戸は数年前からスナイデルの動向に注目。

ニースとの契約は1年で、来夏なら違約金ゼロで獲得できることから、水面下で本格調査を開始しているという。

トルコ1部ガラタサライでは、15－16シーズンから2年間一緒にプレーし、カップ戦優勝に貢献するなど相性は抜群。

ポドルスキが「攻撃的ＭＦとボランチの選手が必要」とパサーの必要性を訴えていただけに、獲得が実現すれば大きな武器となる。

神戸の親会社である「楽天」は、日本発のIT企業としてサッカーを通じた世界展開を目指している。

これまでのＪクラブは「赤字は出さない」「リスクはおかさない」と守備的経営が基本だったが、神戸の方針はこれとは違う。

積極的に投資を続け、16年にはスペインの名門バルセロナと、4年総額約280億円という巨額のスポンサー契約を締結した。