SNS犯罪から仮想通貨まで!「アンナチュラル」脚本が神がかっている件


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aku1215さん

◆石原さとみ主演のドラマ『アンナチュラル』

日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台にした1話完結の医療ミステリー。

◆今期ドラマの中でも好評を得ている

『アンナチュラル』(毎週金曜 後10:00)では第4話までの放送で平均視聴率2桁を維持(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

WEBサイト「ザテレビジョン」では、2月5日~2月11日の連続ドラマ週間視聴熱ランキングトップ10を発表した。1位を獲得したのは、2月9日に第5話が放送された「アンナチュラル」(TBS系)。

「視聴熱」:SNSや独自調査をポイント化し、今熱い番組・人物・コトバからテレビの流行に迫る新指標

「アンナチュラル」の初回満足度は3.87(5段階評価、高満足度の基準は3.7以上)。1月スタートの民放プライム帯ドラマでは、「99.9―刑事専門弁護士」に次ぐ第2位。ファン視聴者が多いため初回から高数値となる傾向のある続編作品を除けば、ダントツの1位。

データニュース社(東京)の「テレビウォッチャー」(対象2400人、22日までの集計データ)から

◆出演者たちの演技はみな素晴らしく

石原さんは『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の時とはまた趣きを変え、パワーを自在にコントロールする演技で堂々の座長ぶり。

臨床検査技師・東海林夕子役の市川実日子。演技の幅が広く、誰にもまねのできない個性を出しながら、自然な演技が魅力だ。

本作で石原以上に注目を集めているのが、同僚の解剖医・中堂系を演じる井浦新だ。開始当初から強烈なインパクトで物語に緊張感を与え、回を追うにつれじわじわと存在感を増している。

◆中でも野木亜紀子脚本は初回から絶賛 神がかったセリフの数々

「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)で知られる野木亜紀子が手がける法医学ミステリー「アンナチュラル」。放送開始後、そのテンポの良さ、構成の巧みさで多くのファンを獲得している。

登場人物が、本当に“その人の言葉”で語っているかのようなしっくりとくる台詞の数々も、小手先の技術では到底あり得ない。まさに神がかっています。

◆「原作もの」イメージが強い野木が満を持してのオリジナルだった

『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)

脚本:野木亜紀子
原作:海野つなみ
主演:新垣結衣

2016年、『重版出来!』、『逃げるは恥だが役に立つ』という2本の漫画ドラマ化作品で、一躍人気脚本家の座に躍り出た野木亜紀子が、満を持して手掛けるオリジナル作品。

昨今の原作ありきの風潮に、たとえ“エリート脚本家”でもオリジナル作品はなかなか通らないもの。そんな野木氏が『逃げ恥』で圧倒的な実績を経て“やっと手にした”オリジナル脚本。

野木氏といえば『逃げ恥』はじめ原作もののイメージが強いが、今回のオリジナル作品でSNSを中心にその手腕を絶賛する声が多く挙がっている。

◆リアルな社会問題が描かれるストーリ 第2話ではリアル犯罪を予見

院内感染、集団自殺、過労死などのリアルな社会問題と、テンポの良い会話劇を織り込んだオリジナルストーリーにも引き込まれる。

第2話のSNSを使った自殺志願者に起きた悲しい事件が、実際に現実でも類似事件が起こっていた。

「座間9遺体事件」