全世界のサッカーファンが注目するUEFAチャンピオンズリーグ（CL）も、ベスト4が決定。

4強の顔ぶれは、バルセロナ（スペイン）、リヴァプール、トッテナム（ともにイングランド）、アヤックス（オランダ）。

リヴァプールは2年連続、バルセロナは4年ぶり、トッテナムとアヤックスはそれぞれ57年、22年ぶりの準決勝となる。

準決勝1stレグは、トッテナムVSアヤックスが日本時間30日28:00、バルセロナVSリヴァプールが同1日28：00に行われる。

ドルトムントやマンチェスター・Cという難敵を退け、CLへの名称変更後初となるベスト4進出を果たしたトッテナム。

しかし、FWハリー・ケインは怪我で不在で、その穴を埋めてきた韓国代表FWソン・フンミンも1stレグは累積警告で出場停止。

この他にも複数の主力が負傷によって離脱しているほか、過密日程によってリーグ戦では調子を落としており、厳しい状況ではある。

王者レアル・マドリード、強豪ユベントスを破り、CL史上初めて予備戦から準決勝まで勝ち上がったアヤックス。

DFマズラウィに欠場の可能性があるものの、それ以外の主力に離脱や出場停止はなく、主力メンバーが揃う。

また、オランダサッカー協会の配慮で直前のリーグ戦が延期されており、中2日で戦うトッテナムに対して中6日で戦える。

アヤックスは、連動した前からのプレッシングやビルドアップといった持ち味を発揮し、アウェゴールを何としても奪いたい。

一方のトッテナムは、自慢の守備陣が奮闘し、“飛車角落ち”となるホームでの初戦を何とか乗り切ることが重要となる。

グループステージこそアウェイ3連敗と苦しんだが、決勝トーナメントでは攻守のバランスが明確になり、安定感が増している。

26日に行われたハダースフィールド戦を欠場したFWフィルミーノの状態こそ心配なものの、その他に主力の離脱者はいない。

破壊力抜群の攻撃、DFファン・ダイクを中心とした堅守など、2シーズン連続となる通算9度目の決勝進出に向けて視界良好。

難敵揃いのグループステージを無敗で突破すると、決勝トーナメントではリヨン、マンチェスター・Uを一蹴。

週末に行われたラ・リーガのレバンテ戦では、メッシを温存しながらも勝利し、3試合を残して余裕の連覇を達成している。

主力に離脱者もなく、メッシやスアレスなどのコンディションは万全で、4シーズンぶりの優勝へ視界は良好。