トヨタ自動車は30日、ミニバン「エスティマ」の生産を今年10月に終了すると明らかにした。

トヨタのミニバンでは大型で高級感を打ち出した「アルファード」や「ヴェルファイア」の人気が高く、

販売車種を絞りこむためエスティマは生産を打ち切ることにした。

現在、ファミリーカーの定番となっているのがミニバン。

そんなミニバンの中で以前から強いブランド力を持っていたのが、トヨタエスティマです。

1990年の登場以来、約30年にわたりファミリー層を中心に支持を得ていた。

初代エスティマは1990年、室内スペースの広さを売り物に「天才タマゴ」のキャッチフレーズで発売された。

約30年に渡ってファミリー層を中心に人気を得て、2016年に発売した4代目まで世界で計約240万台を販売した。

現在はトヨタ自動車グループのトヨタ車体富士松工場（愛知県刈谷市）で生産している。

国内でトヨタは車種ごとに現在4つの販売系列を持つが、2020年5月に全店で全車種を扱う。

車種の統廃合を進めている。

エスティマの生産終了に伴い、顧客にはトヨタの現行ミニバンでは主力の「ノア」や「ヴォクシー」などへの移行を促す。