■アメリカの「eXp Realty」という会社が話題になっている
eXp Realtyという会社、きいたことありますか? 今、急成長で注目を集める、北米の不動産会社です。
eXp Realtyは、北米の何千もの代理店とスタッフによって、eXp Worldと呼ばれる独自の仮想オフィス環境を通じて、次のレベルへのコラボレーションを実現しました。
この企業にはとある特徴があります――オフィスには一人も従業員がいません。
今年5月にはナスダックにも上場。急成長の鍵となっているのは、バーチャルリアリティ、仮想現実です。
従業員や建築業者、不動産エージェントといった関係者は全員、バーチャルな世界で会議をし、教育や研修を受けている
VRオフィスには社員のアバターが集い、会議や研修が開かれます。社員間のコミュニケーションもVRの世界でとれます。
北米の何千もの代理店とスタッフによって、eXp Worldと呼ばれる独自の仮想オフィス環境を通じて、次のレベルへのコラボレーションを実現
「従業員たちは、実際に一緒にいて協力している実感を得られています。現実の物理的なオフィスにいて、直接会話しているのとほとんど同じですよ」と話しています。
■このニュースに対してネットからは「羨ましい」という声
発想が素晴らしすぎます!オフィスがないから、場所にお金もかからないし、空調とかガス電気とかも!出勤時間もカットできてほんとに無駄がない!すごい!そして羨ましい! / いいなぁ、バーチャル出社。リアルオ… #NewsPicks npx.me/2tiD/9bO5
■日本ではここまで行かないまでも「在宅ワーク」という働き方がある
出社せずに働くテレワークが“進化”している。不在中の会議は代わりにロボットが出席する企業や、オフィス自体をつくらない試みも
NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は7月12日、コンタクトセンターのエージェント(コール対応スタッフ)の在宅ワーク制度を7月24日より開始すると発表
インターネットが普及すれば、場所や時間にとらわれずに、外に出ないでも収入が得られる機会を提供することが可能になる
■国内のテレワーク導入企業は14万社
2017年のテレワーク導入企業は4.7%の14万社と推計され、2022年には9.7%29万社に増加すると予測している。その中心は「在宅型」だ
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。
20年東京五輪の開会式にあたる7月24日がテレワーク・デイと位置づけられ、テレワークの全国一斉実施が推進された。