7月23日に埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1℃を観測するなど、全国各地で猛暑日となる地点が続出。

今年の夏は、日本のみならず世界各地で“災害に匹敵する”と言われるほどの猛暑が続いている。

北海道では5日朝にかけて冷え込みが強まり、宗谷地方の稚内市沼川で午前6時までに最低気温6.1℃を記録。

8月上旬の北海道でここまで低い気温が観測されるのは2013年以来5年ぶりで、過去20年でも2年しか観測していない。

稚内市沼川では、7月29日に統計史上2位となる31.9℃を観測する記録的な暑さとなっていた。

道内でも7月25日から8月3日まで、10日連続で真夏日になるなど厳しい暑さに。

特に、7月29日～8月1日には4日連続の猛暑日となり、1976年以降の統計で最長タイを記録した。

4日の各地の最高気温は25度前後と、9月中旬並みの気温に。

オホーツク海側などでは、昼間でも半袖では肌寒く感じられるような地域もあった。

現在、津軽海峡付近には大陸から伸びた前線が停滞している。

前線の南側は猛烈な暑さの空気、北側は秋の涼しい空気と分かれているため、北海道や青森では暑さが収まった。

前線はしばらく北日本付近に停滞するため、最低・最高とも平年より低くなる所が多く、朝の冷え込みも強まる見込み。

8月3日現在、これまで1日も猛暑日となっていないのは札幌、青森、那覇、宮崎。

那覇は海に囲まれており、宮崎は台風接近による海風の影響を受けて雨雲が発生しやすいため気温が抑えられている。