◆ポルトガルとの合作映画に主演する柄本佑
日本、ポルトガル、アメリカの三カ国合作映画『Lovers on Borders(仮題)』にて、俳優の柄本佑が主演を務めることが発表された。
「フタバから遠く離れて」「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」などで知られる舩橋淳がメガホンを取った。
舩橋監督は、18世紀に「リスボン地震」と呼ばれる大きな地震と津波により犠牲者を出したポルトガルと、日本との共通点に注目して本作のストーリーを作り上げた。
柄本は、妻安藤サクラ(30)との新婚旅行でも行ったほどポルトガル好きとして知られる。また15年4月に106歳で亡くなった、ポルトガルのマノエル・ド・オリベイラ監督の大ファン。
「Lovers on Borders(仮題)」は日本、ポルトガル、米国の合作映画で、撮影は16年11月から12月にかけてポルトガルのギマランイス、ポルト、ブラガ、ペニシェと浜松市などで行った。
◆昨年は『コック警部の晩餐会』で連ドラ初主演
柄本演じる、捜査一課特命警部の古久星三(こっく・ほしみつ)が毎回、「この事件、私が料理しましょう」と容疑者たちを晩餐会に招き、事件に関係する料理を振る舞いながら解決するストーリー。
柄本は、「まさか自分が(主役を)やることになるとは思っていませんでした。不安といえば不安です。楽しみといえば楽しみです」と心境を吐露。
『コック警部の晩餐会』最終回鑑賞中。今の今まで存在すら知らなかったドラマ。柄本佑さん、新境地開拓?! 癖のある助演俳優というイメージが強い柄本さんですが、今回は主役の警部(いわゆる名探偵役)を演じています。こんなに台詞回しのバリエーションがある俳優だったのか!
◆back numberのショートフィルムでもW主演を務めた
ロックバンドback numberのベストアルバム「アンコール」(28日発売)初回盤Bに、実力派俳優が出演した16分間のショートフィルムが収録されることが4日、分かった。
2016年12月28日発売
「東京メトロ」テレビCMでおなじみの“back numberと秦 基博と小林武史”名義の楽曲「reunion」。このナンバーが題材となった同名ショートフィルム。
新井浩文と柄本佑がW主演を務め、市川実和子らが脇を固める。
◆一躍注目を集めたのは朝ドラ『あさが来た』
柄本は、昨年のNHK連続テレビ小説「あさが来た」での怪演も話題になった実力派俳優。
「あさが来た」で柄本佑が演じる眉山惣兵衛のファンが増加。とらえどころのない惣兵衛を表現する、卓越した柄本の演技力が理由。陰湿キャラなのに優しさも垣間見えて、視聴者は目が離せないという。
許嫁として初登場したシーンでは正座しながら貧乏ゆすりという強烈なインパクトを残した。独特の存在感を放つ佑は、今や実弟である時生(ときお)とともに映画やドラマで引っ張りだこ。
◆芸能一家ながら、二世俳優の重圧をはねのける実力派
柄本は演劇一家で育ってきた。父は俳優の柄本明(67才)、母は女優の角替和枝(61才)で、弟は俳優の柄本時生(26才)。