●富田林署の留置場に勾留されていた容疑者の男が逃走した事件
●逃走に至った経緯
今年5月から大阪府警富田林署に勾留されていた無職・樋田淳也容疑者
富田林署の接見室で12日午後7時半頃から弁護士と面会。同8時頃に弁護士が退出後、
仕切りとなるアクリル板を押して隙間から面会者側のスペースにすり抜け、署内の裏口から逃げたとみられる。同9時45分頃まで誰も気付かなかったという。
・12日夜、容疑者と似た男が赤い自転車に乗っている姿が防犯カメラに映っていた
署周辺の防犯カメラに写っていた赤い自転車が、富田林市の北側に隣接する羽曳野市内で発見
14日夜、赤い自転車が羽曳野市内に放置され、通行人が発見。府警が調べた結果、署の近くで盗まれたものだった。樋田容疑者の指紋は検出されなかった。
・13日には、黒いミニバイクの男にバッグをひったくられる事件が発生
13日午後9時ごろ、羽曳野市内で自転車の女性が黒いミニバイクの男にバッグをひったくられる事件が発生。
・尼崎市内の防犯カメラにも似た男が写っていたことも判明
兵庫県尼崎市内の防犯カメラに14日未明、似た男が写っていたことも判明。
既に加重逃走容疑で全国に指名手配し似顔絵や動画も公開したが、行方は分かっていない。
●一方、容疑者が書いたとみられるメモが知人の自転車に残されていた
容疑者は、逃走後に盗んだミニバイクで兵庫県尼崎市まで行き、知人男性の自転車に置き手紙を残し、逃走への協力を求めようとしたとみられています。
手紙には「携帯電話の番号を書いた紙を自転車に置いてほしい」などと書かれていましたが、男性は、応じずに手紙を破棄したという
ほかにも「逃げるか死ぬか、迷っている」とか「警察には知らせないでほしい」といった内容が書かれていたということです。
・男から逃走の手助けを依頼された知人の男性が取材に応じている
男から逃走の手助けを依頼された知人の男性がJNNの取材に応じ、依頼のメモに「逃げるか死ぬか迷っている」と書かれていたことがわかりました。
「いつもの自転車置き場に行ったら手紙が差し込まれていて、俺みたいな極悪人に関わりたくないかもしれないけど、