努力の賜物!稀勢の里・優勝の理由は「下半身の充実」だった


■まるでドラマのような優勝劇だった春場所千秋楽

大相撲春場所で、けがを押して出場し劇的な逆転優勝を果たした横綱・稀勢の里が千秋楽

稀勢の里(30)=田子ノ浦=は表彰式の国家斉唱で「君が代」を歌いながら、涙が止まらなかった。

「私も見ていたが、言葉に表せないほどすさまじい、相撲の歴史に残る二番だった。心からお祝い申しあげたい」と称賛した。

菅義偉官房長官の言葉です。

優勝が決まり、こらえきれずに号泣する横綱に「もらい泣きしました。体をいたわっての一言で、これからが出発」とエールを送った。

母の裕美子さん(62)の言葉です。

カンニング竹山(45)が、大相撲春場所で2場所連続2度目の優勝を果たした新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)を称賛し、子どもたちのための「教科書に」と思いを語った。

稀勢の里すごいな
二場所連続優勝で名実共に横綱や

稀勢の里の逆転優勝ほんとすごい!おめでとー!!

稀勢の里優勝おめでとう!!怪我にめげずすごいと思う。しかし反面、照ノ富士はやりにくく100%実力は出せなかったことでしょう。次の二人の実力勝負を楽しみにしています。

■この優勝は努力の賜物。なんと下半身の充実具合が半端なかった

初場所で千秋楽結びの一番を土俵下から見た行司の式守勘太夫は、土俵際で粘る稀勢の里の下半身に目を見張った。

「白鵬に勝った時、稀勢の里はピンチの体勢でありながら膝がバネを打っていた。以前と変わったなと」

それから約1カ月半後。19年ぶりの日本出身横綱として稀勢の里が初勝利を挙げた春場所初日に行司を務めたが「(さらに)下半身が太くなった。明らかに違う」と証言した

■本人も「下半身がすごくよかった」と自画自賛していた

自らの武器である左腕が思うように使えなかったため、「下半身の出来はすごくよかったので、動き回ろうと思っていた」と振り返り

「最後は気持ちだけでいきました」と、貴乃花以来22年ぶりとなる新横綱優勝を成し遂げた心境を明かした。

「上(上半身)がダメなら下(下半身)でやろうと。下半身の出来がよかったし、疲れはなかった。最後は気持ちだけで」

■近年は「下半身」で闘うことを意識していたという

近年は特に下半身で闘う意識を高めている。四股やすり足などの基本動作に時間をかけるだけでなく、昨年からは散歩を導入

合気道を習ってへその下に力を入れて下半身を強化。食事では揚げ物を避け、体幹を鍛えた。15年からは安定感が徐々に戻り、昨年は初の年間最多勝。低迷を打破した

師匠の教えを愚直に実践し、四股、テッポウ、摺り足といった相撲の基礎を重点に置いた稽古に地道に励み、現役最強横綱の果敢な寄りにも屈しない「安定した下半身」を身につけ、「安定した下半身」は気持ちのゆとりをもたらしました