ドラゴンボールの偉大さと今のマンガの凄さがわかったドラゴンボールハラスメントへの反響。


この記事は私がまとめました

ドラゴンボールの色あせた部分としない部分、さらにドラゴンボールの上を目指し進化した漫画界の凄さが、ドラゴンボールを「やや面白くない」と評価した記事へのTwitterでの反響で浮き彫りになりました。

moruzibu21さん

漫画『ドラゴンボール』を「やや面白くない」と評価した記事が反響を呼んだ。

テレビアニメ、劇場版アニメ、ハリウッド映画も製作され、連載終了後も新作アニメやゲームなどが世界中で絶大な人気を誇っている。

ドラゴンボールを読了したときの率直な感想は、「やや面白くない」というものでした。読んでいる最中も、「早く次の巻を読みたい!」という、漫画を読むときに感じるあの独特の感情が湧いてこなかったのです。

エディターさん

ドラゴンボールハラスメント、「ドラハラ」と名付け、先輩への反論ついでに一般社会も変えてやると意気込んだ。

こうなったら、全巻読んで反論のひとつでもしてやろう、そしてついでに世にはびこるドラハラを滅却してやろう。

そんな訳で、決して先輩に言われたからではなく、自分の意思によってドラゴンボールを全巻読むことにしました。

エディターさん

少なくとも筆者は「コンテンツ製作者として知らないのはありえない」と言われたと述べてるので、「コレは面白いから絶対に読め」って言われたわけではないと認識するほかないので、旧作好きのオタクが昔の作品を現代っ子に無理矢理勧める話とは筋が違う気がしてならない

Twitterでの反響。

全巻読了の人、ドラゴンボールと不幸な出会い方をしたなあ。そりゃ反論するために読んだんなら面白くないだろうし、そのためだけに読まれたドラゴンボールもかわいそう。でもドラゴンボールが連載終了してから連載が始まったワンピを例に出すのは違うと思うぞ。

@tanji_y 最初は単に「編集を名乗る割に、読み方も分析も雑だなー」としか思わなかったんですが、"結局これ 押し付けられて嫌々勉強させられても、たいして身にならない"事例なんだと気づいて、子供への接し方に もっと注意せねば と思いました。

若おかみは小学生!は
12〜15歳向けの児童文学を
映画は25歳以上〜の
バイタルエリアに作り変えてる。

だから1992年生まれの彼が
今読んで
ドラゴンボール面白くなくて当たり前。

10歳〜15歳位の時に直撃するマンガ。

DRAGON BALLは元々は子供向けの作品だから、大人達があーだこーだ言ったってしょうがない。
数年前に妖怪ウォッチに飽きた小学生男子が、一斉にドラゴンボールに引っ越してきた時は凄かったんだから!すれ違う子がかめはめ波やってるの嬉しかったよ。子どものままの心を持って、今もDBを楽しんでるよ! pic.twitter.com/8VZU9Ilcxs

2013年にアニメ映画として『ドラゴンボールZ 神と神』、2015年に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』が公開され、世間では再びドラゴンボール熱が湧き、ついには完全新作としてアニメ『ドラゴンボール超』が2015年から2018年放映され、

でも今の25歳前後って本当にドラゴンボール知らなくて、俺のそのくらいの歳の知り合いも「フリーザってあの白い宇宙人だっけ?」ってくらい全然知らない。ただ、それよりもっと下の世代になると新作のおかげでドラゴンボールに触れてる。仮面ライダーと同じで空白期間によりエアポケットがある。

話題のドラゴンボール、自分も好きじゃないタイプなのだけれど、同じ意見の人に会うのは20代前半の人がほとんどで、アラサーの同世代では会ったことが無いんだよね。

自分は直撃世代で、例の記事を書いたライターさん含めて20代前半は空白期間にあたる世代…こういったところの影響あるんだろうか?

ドラゴンボールから多大な影響を受け、さらに改良を加えてきた作品を読んでいる私にとって、ドラゴンボールは「よくある絵」であり「どこかで読んだことのある物語」に感じてしまったのです。

エディターさん

今からドラゴンボールを読み始めても古典で楽しめないって話、とても良いと思った。それはすなわち現代の作品はちゃんとドラゴンボールを消化して進歩していることの証明だから。古典を変に礼賛する人よりよっぽど信用できる。

「ドラゴンボール」を若い世代が読んだら面白くなかった云々という話、やっと元記事を読んだ。まあそうだろうな、というのが素直な感想。今の漫画やアニメは「ドラゴンボール」が築いてきたものの上に立ってるわけだから、それより面白くなってなきゃ嘘だし。

さすが太田さん。漠然と思ってたことをスパッと書いてくださった。そうでなくても、ちょっと古いのはうんと古いのよりもダサく見えがちなものなんですよね。 https://t.co/IYAKeTI2Lv

本来はドラゴンボールって「一周回って新鮮」みたいに見られないとおかしいんだけど、これが「良くある作品」と未だに思われてるって事はそれだけドラゴンボール以降「新しい物」が生み出されず、ドラゴンボール「みたいな」作品が量産され続けてる訳で異世界転生物の氾濫より深刻かもしれない・・・

いきあたりばったりな書き方は、「奇想天外な物語」を作ることはできても、「物語の奥深さ」を作り出すことはできないのではないでしょうか。

これといった目的やゴールもなくストーリーが進んでいくので、主人公を応援したい気持ちになれず、ただ淡々と物語が進んでいくように感じてしまいました。

エディターさん

3年の準備期間があったこともあり、『約束のネバーランド』の完成度は非常に高いと評判だ。また、従来の『週刊少年ジャンプ』作品とは一線を画しているということで、瞬く間に話題作となった。

2017年5月18日付記事。

僕はずっと連載漫画のいきあたりばったり感に満足行かなくて、個人的には今のジャンプ漫画の方が比較的シリーズ構成大事にされていて好きな面も多いから、世代感覚に巻き込まれて発狂しないで済んでるのかもしれん。DBは凄いと思うけどあの頃の漫画に不満もあったから、あの分析はある程度わかる

ドラゴンボールを読んでみたがあんま面白くなかった、という例の若い人の記事を読んだ。話が行き当たりばったりで、世界観の作り込みが足りないから没入できない、とかあった。まあそういう完全にパッケージされた世界観を提供するってのは、後に定型化したやり方なのよ、と思う。エンタメの歴史。

ドラゴンボールの記事で批判対象にもなってた「いきあたりばったり」をよしとしない点、あれすっごい現代的だなと思った。アラフォー世代はゲームも漫画も下の物みたいな扱いだったけどその分自由があった。それが社会に組み込まれてバブルが崩壊したあとは「売れるものを作れ」になったわけで。

漫画業界はわからないけど、ワイのいる界隈だっていきあたりばったりなんて許されないし、なんなら一通りつくってみ?それみて続けさせるか止めるか決めるから。なんて無茶ぶりされる世界っすよ。時代だなあ…。ある意味、いまの若者は大変だよ