【動画あり】ゆるキャラの次はPR動画?各自治体が作った”攻めた”動画のPRが話題


新潟県佐渡市

佐渡観光協会は佐渡市への観光 PR の一環として、ヘヴィメタルバンド「THE 冠(ざ・かんむり)」の冠徹弥氏をヴォーカルに起用し、オリジナルヘヴィメタル楽曲を制作。日本初となるヘヴィメタルをモチーフとした地方PR動画「SADO METAL」として、3月28日に公開した。

動画と音楽はかなり本格的なものとなっており、ボーカルにはヘヴィメタルバンド「THE 冠(ざ・かんむり)」の冠徹弥さんを起用。ちゃんとヘビメタしながらも佐渡の名物や名所をしっかりと紹介していきます。

動画は佐渡を囲む日本海をゆくフェリーときわ丸の甲板からスタート。バンドは、佐渡のいびつな形をハンドサインで表しながら、佐渡の魅力をヘビメタらしく歌い上げる。天然記念物の「トキ」は朱く染まった面、ご当地グルメ「ブリカツ」は臓(はらわた)暴れ血湧き肉踊るハアリャサッサー、「金山」はメタルザクザク採れてた栄光など、独特な解釈となっている。

京都府宇治市

京都をモチーフにしたゲームはかなりありますが、公式で作られるとは驚きです。

宇治市はこのほど、実際の宇治市の名所旧跡や名産品をモチーフにした観光アクションゲーム「宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~」を制作。3月3日より、人気ゲーム実況主が開発段階のゲームをプレイした動画をYouTubeで公開している。

この動画は、宇治市の魅力を発信する目的で制作したもの。世界遺産を含む魅力的な観光名所、名産品を紹介しながら、その魅力を広く発信しゲーム(動画)をきっかけに宇治市への興味や高感度の向上を目指すものです。

制作費には国の地方創生加速化交付金を使っており、人口減少対策として市の好感度アップが狙い。30~40代の子育て世代をターゲットにしており、市は「インパクトが強く、情報として宇治のことが頭に引っ掛かる」ことを主眼に、この世代が子どものころに親しんだであろうゲームを切り口とした。
市にはゲーム化を求める声も寄せられているが、少なくとも数百万円が必要なため、現時点でめどは立っていない。

山陰地方

あえて売りを語らない風景や街や人の風景だけのPR動画。
思いついても実行するのは勇気とセンスが必要です。

海外に向けた山陰の認知度向上および、マーケティング調査を目的として作られた山陰PR動画が、担当者も驚くほどの反響を呼んでいます。

2017年3月2日(木)にYouTube上で公開された同作品は、当初100万回再生を目標にしていました。
しかし、蓋をあけてみたらどうでしょう?
担当者の予想をはるかに超え、20日間で200万回再生を突破。驚異的なスピードで今なお再生回数を伸ばし続けています。

無人小型機(ドローン)を駆使して、鳥取・島根両県の自然や伝統文化を高解像度の4K動画で撮影し、ありのままの美を捉えている。

愛知県安城市

女子高校とゾンビという謎な組み合わせですが「ゾンビでさえも健康で幸せになれるまち」がコンセプト。
地元出身のクリエイターが多数参加しています。

“女子高生ミスコン2015-2016” でグランプリに選ばれ、人気番組「テラスハウス」にも出演した “りこぴん” こと永井理子が主演した地元、愛知県安城市(あんじょうし)のシティプロモーション動画が公開された。

物語は“りこぴん”を含むゾンビ集団が安城市に突如現れるところからスタート。同市が掲げる「健幸(ケンサチ)」というコンセプトをもとに、【ゾンビでさえも健康で幸せになれるまち】を「歌」「ダンス」「物語」を通して表現する。また、安城七夕まつりでの市民1,000人参加のダンスシーンは圧巻だ。

書き下ろされた楽曲は、AKB48「イチニノサン」、NMB48「おNEWの上履き」などの村井大(むらいだい)氏が作曲、作詞は大原櫻子「Realize」などを作詞し、父親が安城市の高校出身で市への造詣も深い坂井竜二(さかいりゅうじ)氏。
さらにシンガーはフジテレビ「ハモネプ2015」で優勝した経歴を持つ地元シンガー、伊藤ゆりさんが起用されています。また、「テロップデザイン」を地元安城市出身で現在人気沸騰中のアニメ「けものフレンズ」のタイトルロゴなどを手掛ける米田龍平(よねだりゅうへい)氏が担当しています。映像監督は映像界の異端児、渋江修平(しぶえしゅうへい)氏。