視聴率好発進!元名子役2人の演技が光る『ハケン占い師アタル』


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aku1215さん

◆杉咲花がコメディに初挑戦する『ハケン占い師アタル』

杉咲花演じる派遣社員・アタルが、他人の“あらゆるものが見える”能力を駆使して同僚たちの悩みを解消していくお仕事コメディー。

杉咲のほか、アタルが働くイベント会社・シンシアイベンツの正社員役で小澤征悦、志田未来、間宮祥太朗、志尊淳、野波麻帆、板谷由夏、及川光博が出演。若村麻由美も占い師役でキャストに名を連ねた。

◆人気脚本家・遊川和彦が演出まで務めることで話題

脚本を手掛けるのは、ドラマ「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」などの話題作で知られる遊川和彦。

今回は、阿部寛と天海祐希が共演した映画『恋妻家宮本』で監督を担当した経験に続き、連続ドラマの演出を初めて担当する。

◆初回視聴率12.1%と好スタート

初回の平均視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。

第1話では杉咲演じるヒロインの派遣社員が、悩みを抱える正社員の女性に不思議な能力を披露する姿が描かれる。

◆突然キャラ変する風変わりな女性を見事に演じた杉咲

ニット帽に丸サングラス、そしてぱっつんヘアーという、映画『レオン』のマチルダのような愛らしくも怪しげな衣装に身を包み、彼女は登場する。細かな仕事の一つひとつに彼女は感動し、いちいち写真を撮ってみたりする。なんとも風変わりな女性である。

それまでの終始ニコニコしたアタルからは一変、つっけんどんな態度で神田にアドバイスをするのだ。

杉咲の表情の変化、背中で語るオーラの変化、ふとした時の視線など、全てに理由を持たせるような演出は見事だし、もちろんそれをちゃんと体現する杉咲もさすがだ。

◆初回フォーカスされた志田未来も不器用な役を器用に演じた

第1話でフォーカスされたのは、アタルの教育係である神田だ。入社3年目で初めて大きな仕事を任されたが、周囲に同調してばかりで自分の意見も言えず、優柔不断で、自身の判断に自信がない。

常に緊張し、内心ビクビクしている“正社員”の神田(志田)。自信がないからこそ他人の顔色をうかがってヘラヘラ笑っちゃうタイプだ。

本当に志田未来という女優は、神田というキャラクターの不器用さとは裏腹に何をやらせても器用にこなす。

『ハケン占い師アタル』#thu21ex
これは志田未来の演技見てるだけで凄く楽しめた。志田ちゃん主役の単発ドラマと考えると名作。演技が綺麗で的確で隙がなくて素晴らしい。 pic.twitter.com/vSzsp806uy

◆同僚役もそれぞれのキャラを魅力十分に演じていた

左から板谷由夏、野波麻帆、及川光博

志尊と間宮といえば、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)での好演も記憶に新しい。間宮の演じる快活さは『半分、青い。』のときと近いものと感じるが、本作での志尊の浮かべるアンニュイな表情はなんとも言えぬ魅力を湛えている。