■広がるシェアオフィス
シェアオフィスはその言葉の通り、複数の人でオフィススペースを共有することを言います。複数の企業の人と、オフィスフロアや設備、サービスを共同で使う
様々な業種の起業家と交流が持て、ネットワークが広がるという観点からあえてシェアオフィスを利用しているという起業家もいる
企業が拠点を構えようとすると、不動産賃貸契約を結び、オフィスに必要な設備を一からそろえるといった初期投資が必要です。それに対して、WeWorkであれば基本的には月額費用だけでオフィスを開設できます
■このシェアオフィスが進化したのが、ひとり用の作業スペース「ステーションブース」
JR東日本は昨年11月末、ひとり用の作業スペース「ステーションブース」を東京駅や新宿駅、品川駅に試験的に設置
利用は個人、法人ともに登録後より利用が可能となっており、料金は無料、1日最大30分までとなっている。
ブース型の「STATION BOOTH」、コワーキングスペース型の「STATION DESK」、駅ナカにオフィスを設ける個室型の「STATION OFFICE」の3タイプをJR東日本は計画
■駅中に設置するのには理由がある
JR東日本は、移動時間ロスが少ない駅ナカにおいて、安心で快適なシェアオフィスを提供
たとえば、新幹線の乗車前や友人との待ち合わせ前のちょっとした空き時間に利用したり、出張帰りに報告書をここで作成し、オフィスに戻らずそのまま帰宅したり…
ブース内は、十分な作業スペースを確保しており遮音性にも優れています。USBポートや電源、無料Wi-Fiも完備し、プラスしてアロマの香りが
■予約制で1日30分までの利用となる
15分ないしは30分の予約制となっており、1日につき最大30分まで利用可能。時間は9時から21時までで
専用ウェブサイトから予約し、入退出はQRコードなどによる認証で行う。料金は「STATION BOOTH」と「STATION DESK」は従量課金、「STATION OFFICE」は固定賃料
ブースの内部は、筆者の計測で横幅105cm、奥行き105cm、高さ200cm。ソファはひとりで座るには、ゆったりしたサイズ。足もとには暖房機器もあり、環境としては贅沢
■これは便利!使えそうだ
今 話題になっている新宿のステーションブースに行ってきました。station boothでシェアオフィスになっていて、個室で勉強スペースには最適だと思いました。
ただ場所が新宿は甲州街道改札にあり、分かりにくかった pic.twitter.com/iUJLpm4HLb
話題のステーションブースを利用してみましたが大変快適ですね。防音だけでなくまさかパーソナルヒーターまであるとは。こういうサービスを知ってるだけで生産性に大きく差が出る。 pic.twitter.com/mCukzt0owp
ステーションブースを利用してみた!@新宿
充電できるし、周りから見えないし、椅子も良し、ちょっと騒音が入って逆に集中できるし、快適すぎた!
東京と品川にもあるみたい
しかも今は無料、、ほんと良かったから、また利用したい
#stationbooth
#シェアオフィス pic.twitter.com/qNmeCPlumi
■シェアオフィスは他にも広がりを見せている。ヨーカ堂やツタヤ内にも設置
イトーヨーカ堂によると、2019年3月下旬にオープン予定のシェアオフィスには、個室のほか、オープンスペースやコピー機などが設置され、法人契約を結ぶ会員企業の社員が利用できる
今後は、2020年2月末までに、およそ10店舗に開設することを目指すとしている。