■キスをしたくなるほど可愛い赤ちゃん
・その、キスがあやうく一大事になることだった!
イギリスのタブロイド紙「ミラー」が、あやうく一大事になるところだった、1月の事件を伝えている。
医師の診断はヘルペス性湿疹。ヘルペスウイルスに感染することによって発症するもので、赤ちゃんは免疫力が弱いため、治療が遅れると命の危険にさらされるという。
口唇(こうしん)ヘルペスの大人が赤ちゃんにキスをして感染し、赤ちゃんがヘルペス性歯肉口内炎(ヘルペスせいしにくせいこうないえん)になることもあります
・実は、2017年には「口唇ヘルペス」が原因で・・・
『Nicole Sifrit 2017年7月15日付Facebook「praying for a miracle」』
米アイオワ州で訪問者により口唇ヘルペスウイルスに感染したとされる赤ちゃんが、髄膜炎を発症し命を落とすという悲劇が起こった。
両親は「お願いだから新生児にはキスしないで」と訴えている。
・「口唇ヘルペス」は60代以上で、ほとんどが感染している
発症には至らなくとも20~30代の約半数、60代以上ではほとんどの人が感染
一度感染すると免疫ができたあとも体内に潜伏し、ウイルスを取り除くことはできない。
▼ほかにもある「キス」で感染する病気とは?
・「伝染性単核症」
思春期にキスをすることで感染する病気があることをご存知でしょうか? 別名「キス病」とも呼ばれる「伝染性単核症」
幼少期のうちにEBVに感染することが多く、ほとんどの場合、症状は出ない。
思春期に初めてEBVに感染すると発症するリスクが高い
日本では患者の届け出の義務はないために、正確な患者発生数は不明ですが、米国では年間一般人口10万人当たり約50人のケースが発生
部活などでペットボトル飲料の回し飲みによって感染、発症するケースも報告されている
近年、増加傾向が示唆されており、日本全国で毎年かなりの数の患者が出ていると思われます。