●焼き牛丼専門店「東京チカラめし」
居酒屋中心の外食チェーンである三光マーケティングフーズの運営
「東京チカラめし」は、2011年6月に東京都豊島区池袋に1号店を出店
・人気メニューは、焼いた牛肉をのせる「焼き牛丼」
焼いた牛肉をのせる「焼き牛丼」で人気を集めて12年9月で出店数100を達成。最盛期には約130店舗ほどあった。
肉に塗るタレと丼にかけるタレは違うもので、2種類を使い分けている。
肉を焼く機械もメーカーとのコラボで開発された特注品だ。300度の温度で水蒸気を出しながら焼くスチーム方式になっており、ジューシーに焼けるのが特徴
・客層は、サラリーマンを中心に20歳前後の若い男女も多数
三光マーケティングフーズの歴史は1975年にスタートした。もともとは、JR神田駅(東京都)前のガード下で経営していた、牛丼とカレーを販売する小さな食堂だった。
東京チカラめしの焼き牛丼に使われている牛肉は、牛丼大手3社と同じ米国産のショートプレート
客層はサラリーマンを中心に20歳前後の若い男女も多数
急激な成長は、それと同等のスピードでの衰退の危険性をはらんでいる。
・しかしその後は、閉店する店舗も目立ち始め、24時間営業の方針を変更
しかし、その後は、閉店する店舗も目立ち始め、2013年6月よりこれまでの24時間営業の方針を変更。
2014年6月2日には、直営店の約7割に当たる店舗を、株式会社チカラめしへ譲渡。
●店舗減少は、多店舗展開を加速した時期が裏目に出ていた?
東京チカラめしが多店舗展開を加速したのは、いわゆるリーマンショック後のこと。不況の中の強気の選択が裏目に出たのでしょう。
ワンオペ問題がファストフードを直撃した時代でもありますし、人を育て、利益を増やす成長速度が、出店ペースに追いつかなかったことが、その後の出店規模縮小につながってしまったと考えられます」(経済評論家・平野和之氏)
●ネットでは、このニュースに様々な声が上がっている