「改元詐欺」という新たな手口
新たな詐欺手口が登場❗「5月1日の元号変更に伴い現在のキャッシュカードが使えなくなる」との手紙が届きます。個人情報や暗証番号の記載用紙と、手持ちのキャッシュカードを返信用封筒に入れて送ると、現金を引き出されてしまいます。今後も改元を口実にした詐欺の手口が懸念されます。ご注意を。
一般社団法人全国銀行協会をかたり、「改元に伴いキャッシュカードを変更する必要がある」などと記された封書が個人宛てに郵送されてくるという
↓実際送付された書類はこのツイートから
【改元詐欺の手口】改元詐欺は実在する『全国銀行協会』をかたって封書を送り、同封の用紙に暗証番号等を記載させ、カードとともに返送させてだまし取る手口です▶協会がキャッシュカードを送付させることはありません▶現金やキャッシュカードを送付させる文章は詐欺です▶家族や警察に相談を!◀ pic.twitter.com/2p5ETkt7tz
「同封の『キャッシュカード変更申込書』に取引銀行、口座番号、暗証番号を記載し、現在お使いのカードを返送してください」などと指示し、キャッシュカードをだまし取ろうとします
【さらに…】書類には「ATM不正操作防止のため、カードの変更が必要」と記載され、2日以内の投函を促している
これを受け、金融庁も「全銀協や銀行員が暗証番号を尋ねることは一切ない」と注意喚起している。
「元号が変わるのでキャッシュカードの再発行が必要」という嘘の電話を信じて山梨県大月市の高齢の女性が現金100万円を騙し取られました
話を信じた女性は自宅を訪れた男にカード2枚を手渡し、その後、口座から現金100万円が引き出されていた。
メールなどにも注意して
パソコンが古くなっていると改元時に対応できないから更新ファイルをインストールしてくださいなどのメール。まんまとインストールして、アカウント情報を抜き取られるという詐欺が横行する恐れが
パソコンは西暦で対応しているものがほとんどですので、使えなくなることはまず無い。
アプリを入れるとスマホを乗っ取られて、最悪の場合ウェブ上で銀行口座や仮想通貨の口座を操作され、金銭を奪われる危険もあり
改元詐欺だけにとどまらない
改元がらみでは、天皇皇后両陛下の写真集だとか記念冊子、掛け軸、仏像といった便乗商法も盛んで、本来8万円を3万8000円でお分けしますなどというものもあるそう
「皇室のアルバム」を自宅に送り付ける手口も確認されており、改元や即位を悪用した詐欺行為や悪徳商法に警戒するよう県警や消費生活センターが注意を呼び掛けている
電話が掛かってきて、社名をはっきり言わず、「退位される天皇陛下の写真集は今しか買えない」「今、買わないのはおかしくないですか」と執拗に勧誘
被害にあわないために…
【改元詐欺に注意】元号改正を口実にした電話詐欺が発生しています▶
「改元に伴いキャッシュカードを新しいものに交換するので送ってください」
「暗証番号を教えてください」
こんなことを言われたら全て詐欺です▶他人には絶対にキャッシュカードを渡さない!暗証番号を教えない!◀ pic.twitter.com/mCsbiClIvd
『キャッシュカードを送ってください』は典型的な詐欺の手口。暗証番号を聞かれても絶対に教えてはいけない。身に覚えのない郵便や電話があれば家族や警察に相談して