■全国各地で桜が見頃に
気象庁は27日、全国のトップを切って東京都心で桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表。
1日には佐賀と松江、和歌山、横浜で満開を迎え、その他の地域からも続々と春の便りが届いている。
■ただ、この時期に気をつけなければならないのが「紫外線」
陽差しも日に日に暖かくなっているが、春だからといって紫外線対策をしていない・油断している人も多いはず。
紫外線は一年中降り注いでおり、そんなあなたは知らない間に紫外線リスクにさらされている。
■紫外線についての基礎知識
・紫外線とは
地球に降り注ぐ太陽光線の一種で、波長の長さによってUV-A(A紫外線)、UV-B(B紫外線)、UV-C(C紫外線)に分けられる。
UV-C、UV-Bの一部はオゾン層などの大気層が防いでくれるので、地表に到達する紫外線の約99%がUV-Aとなる。
・人体への影響
多くの研究により、紫外線を浴びすぎると皮膚、目、免疫系へ急性もしくは慢性の疾患を引き起こす可能性が判明してきた。
皮膚は外側から角層、表皮、真皮、皮下組織で構成されるが、UV-Bは表皮に作用し、色素細胞がメラニンを生成して防御反応を取る。
赤くなる日焼け(サンバーン)
このメラニン色素を酸化させて褐色に変化させるのが、30~50%が真皮まで到達するUV-A。
黒くなる日焼け(サンタン)
UV‐Bは炎症やしみの原因となるだけでなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への影響が強い。
その修復が何らかの原因でうまくいかないと、がん細胞が生じて増殖し、皮膚がんを発症することもある。
UV‐Aによるダメージが蓄積すると皮膚の構造を破壊し、しみやシワ、弾力の低下といった肌の老化も促進する。
顔や手のように直接紫外線を浴びるケースが多い露出部の肌の老化原因の約8割は紫外線によるもの。
■3月~4月は紫外線が急増する