アメリカで「中絶を禁止する法律」に抗議集会が起きまくってた


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■アメリカで次々と制定される「中絶を禁止する法律」

アメリカで妊娠中絶を禁止したり厳しく制限したりする法律が次々と制定されている

アラバマ州では5月14日にあらゆる妊娠中絶を禁止し、行われた場合は女性と医師を厳罰に処すという法律が可決成立

ジョージア州では、胎児のハートビート(心音)が確認された場合(妊娠の6週目頃)、中絶を禁止するという「ハートビート法案」が成立

■レイプや近親相姦でも認められない

妊娠何週目かを問わず、レイプや近親相姦による妊娠でも中絶は認められないため、全米で最も厳しい中絶禁止法となる。

例外は、「医療的な緊急事態」に限られ、性的暴行などの犯罪被害にあった場合でも中絶は認められません。

女性は刑事責任を問われないが、中絶手術を試みた医師は10年の禁固刑、中絶手術を行なった医師は最大で99年の禁固刑が科される可能性がある

■この法律に対して全米で抗議集会が

反対する人たちが全米で抗議集会を開き、「妊娠中絶は女性の権利だ」と訴えました。

人権団体や民主党は、女性の自由と権利を侵害しているとして強く反発し、来年の大統領選に向け、賛否を巡る議論が広がりそう

■著名人たちも声をあげている

「よく見て。この馬鹿どもがアメリカの女性のために決断を行っている。ケイ・アイビー知事……恥を知れ」と怒りのコメントを

リアーナの発言です。

ミラ・ジョヴォヴィッチは15日、自らが過去に人工妊娠中絶を余儀なくされ、それが原因で深刻なうつ状態に陥った経験について、インスタグラムでの投稿で明らかに

レディー・ガガはTwitterで、「アラバマの中絶禁止法は暴挙。レイプや近親相姦や同意のないものを考慮しないなんて極悪。手術を行った医師はレイプ犯よりも重い刑を科せられる? ばかげてる

「このような法律で、女性や妊婦が自らの身体や家族にとって最良の選択をするために中絶手術をやめることはありません。ただ安全でない方法での中絶手術を恥辱とともに強要されることになるだけです」

エマ・ワトソンさんの意見です。

人権活動に熱心なマイリー・サイラスやアリアナ・グランデは、自身のインスタグラムのストーリーに、ACLUが中絶禁止法を制定した州を訴えることを表明

女優のウーピー・ゴールドバーグ氏は、トーク番組The Viewで、人工妊娠中絶が合法化される前に行われていた恐ろしい堕胎法を思い出させて抗議

■この問題がアメリカを二分している

妊娠中絶の是非をめぐってアメリカ社会は二分していて、先週、トランプ大統領がツイッターで「私は断固、妊娠中絶に反対だ」と書き込む

アラバマ州で法案に賛成票を投じた25名は全員白人男性だったことから、「彼らが精管切除手術を受けなければならないような法律を作るべきだ」という声も上がっている。

■日本でも話題に