物言い!協議の結果「栃ノ心のかかとが土俵を割っていた」ことに
アフロ
栃ノ心/Tochinoshin,
APRIL 12, 2019 – Sumo :
Kawasaki Sumo Tournament
at Todoroki arena in Kanagawa, Japan.
(Photo by Yohei Osada/AFLO SPORT) by 写真:長田洋平/アフロスポーツ
大相撲夏場所十三日目、朝乃山と栃ノ心の一番が波乱の展開となった。
栃ノ心がはたき込んで朝乃山が土俵に倒れた瞬間、二桁勝利と大関復帰を確信した栃ノ心が小さくガッツポーズ。
しかしその直後に「栃ノ心のかかとが土俵を割っていたのでは」と物言いがついた。
およそ5分間の協議の結果、「栃ノ心のかかとが出ていた」として寄り切りで朝乃山が11勝目を挙げた。
栃ノ心は4敗目となり、優勝争いからは一歩後退。さらに大関返り咲きは明日以降への持ち越しとなった。
結びの一番で鶴竜が敗れ、再び単独トップに立った朝乃山。14日目は大関豪栄道と組まれることになった。
親方衆それぞれの意見は?
勝負審判長の阿武松審判部長は「ビデオ室は迷っている声。断定はできないと。かかとが出ていると私は判断した」と説明。
勝負審判の湊親方は「ビデオ室は足がついていないような話をしていた」と明かし、ビデオ室は軍配通りを“支持”したという。
湊親方は「ビデオでは蛇の目とかかとの隙間は見えない。目の前が正しい。放駒親方の目を重視した」
放駒親方は「かかとが砂を連れてきたように見えた」と自身の目を信じた。
最後は最も近くで直視し、物言いを付けた勝負審判の放駒親方の意見でまとまった。
相撲協会に抗議電話が殺到している
取組後、日本相撲協会には抗議の電話が殺到。「じゃんじゃん来てます。鳴りやまない」と職員は対応に追われた。
ネットでも軍配に疑問の声
相撲協会に抗議電話殺到!僕自身,昨日の栃ノ心と朝乃山との取り組み,栃ノ心の踵はついてなかったと思う。せめて取り直しだろと言いたい。上の人間だけの意見を尊重する相撲協会にも腹がたつ。今日,横綱鶴竜との取り組みとなる。絶対に勝って大関に返り咲いて欲しい。 pic.twitter.com/Vc8yOcktFp
NHKでもAbemaでも、その他有識者も、全員が『栃ノ心の踵は残っていた』と言ってる。本日正面解説の、朝乃山の師匠である高砂親方ですら『残ってるように見えます』と言ってる。誰だよ。今日栃ノ心の踵は出てると主張した親方は。今日の協議の内容全部開示しろや。人の白星奪っといてふざけんなよ。
あの判定は、栃ノ心を大関に戻したくないという圧力が審判の親玉にあって、その圧力をかけ栃ノ心の負けとせれたのだと思う!こんなことばかりやっていると、全国の大相撲ファンは、減るばかりである!審判の物差しは、公平であるべきだ!シッカリとビデオ判定を活用して判定をくだすべきであるる!
親方衆が口を酸っぱくして言う土俵の充実とは、決して現役力士だけが負う責任ではないと改めて思った。一つの勝ち負けが人生を左右することがある。お相撲さんがその真剣勝負を心置きなくできる環境を作るために、できることは何でもやってほしい。とにかく今は、栃ノ心の涙が頭から離れない