ハワイでも…生息域が拡大中の「広東住血線虫」に注意を!


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信頼性の高い報道と皆さんのツイートを基に作成しました。

manuronaldさん

■ハワイで「広東住血線虫症」を確認

米ハワイ州衛生局は、同州を訪れた人が寄生虫を原因とする「広東住血線虫症」に感染した症例が、さらに3例確認されたと発表した。

■詳細

今年に入って5例目

ハワイでは、過去10年間で80人以上が広東住血線虫症に感染しており、今年に入ってからはこれで5人目。

いずれも米本土からハワイを訪れた成人で、感染経路は不明も、1人は採ったままの果物や野菜などを洗わないまま生で食べたという。

州衛生局は、果物や野菜、特に葉物野菜はきれいな流水でよく洗ってから食べるよう勧告している。

ハワイ、広東住血線虫普通にいるんだな

広東住血線虫もイヤねー。ハワイで生野菜けっこう食べてきたけど、怖いよホント…。
ハワイで脳炎の症状出たんなら、まずこれを疑いなよお医者さん…

■広東住血線虫症とは

寄生虫である「広東住血線虫」が原因

寄生虫である「広東住血線虫」を原因とする人獣共通感染症。

ヒトにはカタツムリやナメクジなどから感染

広東住血線虫の終宿主はネズミで、寄生されたネズミの排泄物を食べるナメクジやカタツムリなどが中間宿主。

カニや淡水に住むエビ、カエルなどに寄生している場合もある

ヒトの体内には主に経口摂取で侵入し、胃や腸の壁から血液やリンパ液により全身に回り、やがて脊髄や脳などの中枢神経系に移動。

治療法はなく、死に至る場合も

症状が出ない潜伏期間が1〜3週間続いたあとに、頭痛・倦怠感などの風邪に似た症状や頸部硬直などの症状が表れる。

深刻化すると髄膜炎を引き起こし、麻痺やけいれん、失明などの後遺症が残ったり、死に至る場合もある。

確立した治療法はなく、診断も難しい

■こんな症例も…

ナメクジを生で食べて感染し、8年後に死亡

昨年11月、オーストラリア在住の27歳の男性が、広東住血線虫症に起因するさまざまな合併症を患った末に死亡した。

男性は19歳のとき、友人たちと自宅の庭でパーティーを行っていた最中にナメクジを発見し、ふざけて生のまま食べてしまった。

これが原因で広東住血線虫に感染し、1年以上の昏睡状態や後遺症の末、帰らぬ人となってしまった。

■世界各国で感染例が報告