ついに18回連続一桁…大河「いだてん」の視聴率が低迷する理由


この記事は私がまとめました

・現在放送中の朝ドラ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」

日本が初めて参加し、大惨敗を喫した1912年「ストックホルム」、幻となった1940年「東京」を経て、1964年に東京オリンピックが実現するまでの、明治・大正・昭和にまたがる激動の半世紀を描いている。

今年1月にスタートした第1部では、中村勘九郎演じる日本人初の五輪選手・金栗四三を中心に1912年のストックホルム五輪からベルリン五輪、そして東京五輪までが描かれた。

第23回で描かれた“関東大震災”。同回では、嘉納治五郎(役所広司)が、スポーツが育ってきた日本でオリンピックを開催できるよう、神宮外苑競技場の完成を急ぐ中、関東大震災が発生。

壊滅的な状態になった東京の町を、主人公・金栗四三(中村勘九郎)はひた走っていた。

・そんないだてんの視聴率が低迷している

6月9日の放送でついに7%の大台を割り、6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という大河史上最低の数字を記録

1963年から始まってこれまで58作放送されてきた大河ドラマで記録に残っているものとしては、2012年11月18日(日)放送の『平清盛』第45回の7.3%というワースト記録をさらに下回る

▼みんなの声から分析する視聴率が低迷する理由

1:主人公が有名人ではない

“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三と、“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治の二人が主人公。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などなど、だいたい何をした人か知っている人であってほしい。

おはようございます
散歩から帰宅‍♂️

大河ドラマの視聴率が悪いらしい。
金栗四三?
誰それ?
オリンピックのマラソンで途中棄権。
見る価値ないわ。
↑まさにこれが私。

今年の大河は、オリンピックPRのための「国策大河」である上に、金栗四三・田畑政治・古今亭志ん生の3人の主役が交錯するため分かり辛く、率直に言って人気が出るわけがない。出演者に気合が入っている分、実にもったいない。

いだてんの視聴率低迷の原因は、歴史上の偉人が出てこないことにあるとか、物語の構造が複雑でわかりにくいとか言われているけど、陸上をやっていた自分にとっては、金栗四三も人見絹枝も偉人なんだよね。#いだてん

今後、田畑政治編になるとオリンピックに出場することから東京オリンピックを誘致するということに重きが置かれるだろうから、アスリートが主役だった金栗四三編よりもおそらく更に視聴率という点では期待ができないと思う。ただ、それでも変なテコ入れすることなく最後まで貫いてほしい。

2:時代設定もマイナー過ぎる

大河で取り上げることが極端に少なかった“明治から昭和”という時代設定は、やはりマイナスだろう。

時代設定に主要人物、上記した2つの低視聴率大河の悪いところを、ダブルで取ってしまったかたちだ。

どーでもいい事だが、大河いだてんの視聴率における苦戦は作品の出来がどうこうと言うより、見てる側にとってまず明治中期から昭和初期という中学高校の日本史で省略されたり中途半端に教えられたり(で内容も政治や思想史中心)と、どうにも「馴染まない」事がほぼ全てなんじゃないかと思っていたりする

備忘録:視聴率で話題の「いだてん」。私は好きだ。でも視聴率が苦戦する感じも良くわかる。明治から昭和にかけての、様々に交差する歴史を描き出す苦心と、見る方も目が離せない、そのエネルギー。疲弊したと言われる社会。色々な矛盾や挫折。しかし昭和は皆発展する社会と知っている。では現在は?

なんでいだてんが視聴率悪いのかってそもそもこの題材を大河に求めてないしやるなら朝ドラでやって欲しかった。
貴重な大河の1年の枠を無駄に潰してしまったし黒歴史確定だね。

時代のうねりや時代の移ろいは大河ならではなのに明治以降じゃやはり無理がある。

ただ「いだてん」の視聴率が悪いのはそれが原因ではなく、単に時代設定の問題ではないかな。従来の大河ドラマファンはやっぱり戦国や幕末が好きだから。今回はそこに新たなファン層を獲得していこうとしたんだろうけど、従来のファンは離れ、新しいファンはそもそも大河ドラマにあまり興味ないのでは。