■南鳥島近海で「台風8号」が発生
中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sで、時速15km/hで北北西に進んでいる。
2日12時時点
■今後の進路
6日頃に九州を中心とする西日本に接近・上陸か
今後は夏の太平洋高気圧の縁を吹く風に流される形となり、若干速度を上げて発達しながら北北西に進む見込み。
4日朝には小笠原近海に到達し、5日には強い勢力にまで発達して日本の南の海上に接近。
6日頃には暴風域を伴って九州を中心とした西日本~南西諸島に接近、上陸する予想となっている。
各気象機関の予報もほぼ一致
米軍の台風情報センターによると、台風8号は南鳥島付近から九州に向かっており、予想図の中心を通れば宮崎から熊本南部を上陸・通過し長崎市にも上陸の可能性かな。海軍基地のある佐世保の最接近は7日(水)早朝3時頃。
この後発表された日本気象庁の予報はこれより通過早め。
metoc.navy.mil/jtwc/products/… pic.twitter.com/JWh7E4vGdl
世界各国の気象予測モデルによるシミュレーションでも、今後は北西に進み、九州など西日本に近づくコースでほぼ一致。
米軍の合同台風警報センターの予想でも、日曜日に小笠原付近を西進し、その後暴風域を伴う台風として、来週の火曜日~水曜日頃に九州付近へ到達する予想。
■最新の台風情報の確認を!
高気圧の勢力やフィリピンの東で発生が予想される熱帯低気圧の影響で、進路の南北にズレる幅がやや大きい状況。
どのくらい日本の近くを通るかで、雨や風の強まる地域やタイミングなどが変わるため、今後の台風の進路に警戒が必要だ。
■しかし、警戒が必要なのは台風8号だけじゃない
フィリピンの東海上で「台風9号」も発生か!?
特に、フィリピンの東に停滞している雲の塊が今後は熱帯低気圧となり、台風へと発達する可能性がある。
■台風8号の後を追う形で日本へ接近・上陸する恐れも…
台風8号の進路をヨーロッパ中期予報センターでも確認した。
が、8号のすぐあとでトンデモ勢力の台風が来そうで、こっちの方が要警戒かもしれない。
これは8月9日の気圧配置をキャプチャーしたもの。
う~ん……。 pic.twitter.com/oi3NH3itkN
まだ不確定な部分が非常に大きい状況だが、仮に台風となった場合、日本へ影響が出る恐れも。