2019年10月に発生した台風19号。関東や東北の計21河川が氾濫、37人が死亡、17人が行方不明、189人がけが(14日時点)と、各地で大きな被害が発生

政府は浸水によって孤立した住宅からの救助や、安否不明者の捜索などに全力をあげるとともに、プッシュ型支援による避難所の生活環境の整備など引き続き、災害応急対応にあたる

内閣府のまとめによりますと、台風19号の影響で避難所での生活を余儀なくされている人は、15日午前５時現在、全国の13都県で合わせて5513人に上っています

台風１９号に備え、東京・台東区が設置した避難所で、区がホームレスの男性の避難を拒否していたことが分かりました

台東区などによりますと、ホームレスの男性２人に対し、住所不定であることを理由に利用を断ったといいます

安倍晋三首相は１５日午前の参院予算委員会で「避難所は避難した全ての被災者を受け入れるのが望ましい。関係自治体に事実関係を確認し、適切に対応したい」と述べた

いまも被災地で救助活動や復旧作業が続く中、ネット上では避難所の「ペット同行」問題をめぐり、議論が交わされている

ダレノガレ明美が12日から13日にかけてTwitterを更新。関東に上陸した台風19号の影響により設けられた避難所で、ペット同伴を拒否されたことを明かした

12日のTwitter上では、避難勧告が発令された地域の住民たちがペット同伴可の避難所情報を求めるコメントが多く上がっていた

福島県いわき市では、多くの人が避難所に避難しています。市は54の避難所を設置しましたが、このうち13か所では受け入れが難しくなり、ほかの避難所に誘導

避難勧告が出ている神奈川県葉山町では、避難した人でいっぱいになり、新たな受け入れができなくなっている避難所も出ています

人口過密地帯の東京都心では、実際に避難勧告が出された人が避難すると避難所が圧倒的に足りないという事態が生じます。