感染防止のため日々のマスク着用が続く
ヨーロッパでは公共交通機関を利用する際などにマスクの着用を義務づける動きが広がっています。
乗務員のマスク着用の義務化も進んでおり、大韓航空などはマスク、手袋以外に防護服、ゴーグルの着用を必須とする徹底ぶりだ。
マスクをつけたまま運動したり、体を動かしたりすることがつらいという声がインターネット上でも多くみられます。
夏もヤバい。今からすでにマスクで不調になりつつ。大人も辛いけど、子供は代謝がいいぶん苦しいよね。エアコンつけた時の空気の流れやばすぎ。学校無理です‼️ pic.twitter.com/oFW2rK63Mp
◇中国で体育の授業中に突然死する事例が報告!
新型コロナウイルスによる休校措置の解除が進む中国で、生徒が体育の授業中に死亡したり、けがをしたりする事例が出ている。
医療用の高性能マスクをしたまま走っていた生徒が急死するケースもあり、専門家が注意を呼びかけている。
内陸部の河南省と湖南省で4月下旬、体育の授業中にマスクを着用していた中学3年生が突然倒れ、死亡する事故が相次いだ。
◇いずれも高性能マスクを着用したまま運動している
湖南省のケースでは、生徒は医療用の高性能マスクをつけたまま1千メートル走をしていたという。
湖南省では体育の授業中に生徒が疲労骨折を起こすケースも確認された。
4月中に河南省や湖南省などで、体育の授業中にマスクを着けて走った中学生が突然死する事故が相次いで伝えられた。
◇相次ぐ事故により、中国教育省は体育での「N95」着用を禁止
アフロ
Various N95 respiration masks at a laboratory of 3M, that has been contracted by the U.S. government to produce extra marks in response to the country’s novel coronavirus outbreak, in Maplewood, Minn… by 写真:ロイター/アフロ
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、マスクをつけて体育の授業を受けていた中学生が死亡する事故が相次いだことを受け
中国教育省は12日の記者会見で、「N95のマスクは通気性が極めて悪く、たとえ事故が起きなくても体育の授業でつけると体によくない」
中国の教育当局は、体育の授業では「N95」と呼ばれる医療用の高性能マスクをつけることを禁止する方針を示しました。
◇専門家もマスク着用して運動する時の注意点を指摘
マスクをつけて走ると呼吸をしにくくなるため、心臓や肺に負担がかかっているとして、ふだんよりも走るスピードを抑えるようアドバイスしています。
マスクをつけて走ると、低酸素の状態になるので、アスリートが心肺機能の強化のため気圧の低い高地で行う強化合宿と似た状況と言える。
マスクを付けてのランニングをする時は、負荷の少ないスピードで行い、水分を定期的に摂るようにします。
◇気温上昇による熱中症にも注意!