【マナー商法】テレワーク謎マナー炎上騒動からみる捏造されつづけるマナーの闇


この記事は私がまとめました

ciongardenさん

「5分前ルール」「頭を下げながら終了ボタン」はガセ情報であったが・・・

「5分前にはルームに入室」「深々と頭を下げながら会議終了ボタン」はデマ 大炎上した“謎のテレワークマナー”は誰が広めたのか マナー本出版社も「驚いている」

じつは捏造されるマナーは枚挙に暇がない

ご苦労様・お疲れ様問題

昔は、目上に対して「ご苦労さまでした」が普通に使われました。昭和天皇に対して三木首相(昭在位50年記念式典)や中曽根首相(在位60年記念式典)が「ご苦労さまで(ございま)した」と述べた例も報告されています。ところが、20世紀末に「目上に『ご苦労さま』は失礼」という謎ルールが生まれます。

「ご苦労さま」は目下の人に対して使う言葉。上司にねぎらいの言葉をかける時は、「お疲れさまでした」を使うのがビジネスマナー

マイナビ

各種国語辞典が「お疲れさま」は目上に(も)使うと記す中、『新明解』(旧版)は「目上の人には用いない」とあり、異例です。このことも記しておきます。昔の語感で説明しているのかもしれません。現在、「お疲れさま」を目上に用いてOKという辞書は多く、この用法を不可とするのはやはり酷でしょう。 pic.twitter.com/sZhEWU4iOB

了解しました問題

菊池氏の調査によると、1960年代ごろから「了解しました」がビジネスシーンでよく使われるようになったが、2007年に刊行されたあるビジネスマナー本で「承知しました」がモアベターとされたことをきっかけに追随する意見が見られるように。そして2011年ごろにWEB上で常識として広まったと解説している。「了解しました」がNGになったのは、つい最近のことだ。

Web上でいつから言われ始めたのかを調べました。
すると、「Webメディアで取り上げられ始めたのは2011年ごろ」だということ、そして、「最初は“メールマナー”として言われ始めた」ことがわかりました。

江戸しぐさ問題

ひととき公共広告等で注目された“江戸しぐさ”、その後はマナー推奨運動にまで広がっていきました。

この「江戸しぐさ」のルーツは江戸時代ではなく1980年代以降

原田は「江戸しぐさ」を「実際の江戸時代の中で使えそうなものは皆無」と断言し、「現代人が現代人のためにつくったマナーとしか思えない」と否定する。

“江戸しぐさ”とは、提唱者の芝三光氏が始めたものです。はっきりいってしまえば芝氏の好悪に結びついたマナー推進運動であり、それを根拠(権威?)づけるために、かつて歴史的にそのようなものがあったと主張したものです。

親学問題

「親学」とは高橋史朗氏によって提唱されているもので、「子供の脳を育て、心を育て、感性を育てるための親の学びである。今、起こっている青少年の問題は『親学』の欠如にある」という考え方、教育観です。高橋氏は「伝統的子育てなるものを奨励」しているのですが、それを推進するために“江戸しぐさ”を積極的に取り上げ、親学の「歴史的根拠」としたのです。

「親学」には「最新の脳科学」というものもよりどころとしてます。その「脳科学」の持っている問題点はこの本の中で詳述されています。よく読んでみるとかなり「疑似科学」と思えるような知見がうかがえます。

ビジネスマナー本が広げる謎マナー

「了解しました」謎マナーが広がったのはマナー本がきっかけだ。そしてメールマナーなるものまで作られて今に至る。

テレワーク謎マナーの炎上がガセだとしても、そのような本がある事自体新たな謎マナーが作られる温床にならないだろうか?

。「言葉は生き物だ」とよく言われる通り、一つ一つの単語に一義的な意味が定められているわけではないので一度広まった誤用を元に戻すのは容易でない。

謎マナーを放置してはいけない理由

偽物の謎マナーでも市民権を得てしまえば、謎マナーを守らない人は自然と糾弾されることになり同調圧力に萎縮してしまうだろう。

ご苦労様・お疲れ様や了解しました問題では実際に息苦しい思いをされた人も多いのではないか。

ネット記事でも書籍でも「これはマナーです!!」といわれるものには鵜呑みにせず注意が必要だろう。

【拡散希望】
根拠のない”マナー”を捏造し、それを「知らない」善男善女を威圧して、あこぎな金儲けを企む連中を許してはならない。これまでにも、“マナー”を騙る悪徳詐欺まがい商法がどれほどの社会的損失を生み出してきたか。大いに警鐘を鳴らし、被害の拡大を防ぐのが大事。
#悪徳マナー業者追放 twitter.com/yontengoP/stat…

@ayoui44 就活のマナー講座は本当に悪質なのが多いです。「お疲れさま」「ご苦労様」問題などはその典型。連中はあるデマを定着させると、新たな稼ぎ口のために別のデマをまき散らします。若者の無知につけ込んで恫喝し、捏造を押し付ける。カルトの洗脳とどこが違うのか。
#悪徳マナー講師は反社と同じ

そういう人間が、えてして企業や自治体に入り込みがちなのが大問題です。個人の娯楽として消費する分にはその人の自由ですが、十分な根拠もなしに他人の行動を制約したり、彼らを講師として呼ぶなど、そこに公金が支出されたりということになると、笑い事では済まされません。#悪徳マナー業者追放 twitter.com/izu500/status/…

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