■猛暑が続く日本列島、浜松は41・1度を観測した
日本列島は17日にも各地で猛暑を記録し、浜松市中区では、平成30年7月の埼玉県熊谷市と並ぶ国内史上最高タイの41・1度を観測した。
・猛暑の原因は高気圧の2段重ねと言われる
高気圧の中では下降気流が発生しており、その影響で地表に向かって空気が圧縮されるため気温が上がる
17日午前9時の時点で、上空800メートルの気温は観測史上2位の28・2度を記録。
▼実は世界でも猛烈な暑さを記録していた
・イギリスでは18年ぶりの暑さを記録
ヨーロッパでは31日、フランスの首都パリで最高気温が40度に迫るなど猛烈な暑さとなりました
また、スペインでは南部を中心に11の都市で最高気温が40度を超え、首都マドリードも39.5度まで上がりました。
南西部で38度に達したほか、ロンドンでは36.4度を記録しました。8月にここまで気温が上がるのは、過去最高を記録した2003年以来です。
・シベリアの7月は気温は21.9℃に達した
ロシアのシベリアでは、ことし1月から6月までの平均気温が1981年から2010年までの同じ時期の平均気温よりも5度以上高かった
北極海の海氷はというと、この時期としては過去最小になっています。シベリア沿岸の海氷は後退し、
地球最北端の居住地のひとつであるユーリカで7月最後の週末に観測された気温は21.9℃に達した
■そんな中、アメリカで54.4度を観測
アメリカの国立気象局は、カリフォルニア州中部のデスバレーで16日、54.4度を観測したと発表しました
「極端な気候現象のため、記録された気温に対して正式な検証が必要」と説明している。
・世界最高気温に迫る107年ぶりの暑さとなる
これが公式に認められると、デスバレーで1913年に記録された世界最高気温に迫る107年ぶりの暑さとなる。
デスバレーは砂漠地帯の盆地で、谷底は北米大陸で最も低い、海抜86メートル。熱せられた空気の逃げ場がなく暑さの原因