今年も日本人がイグノーベル賞を受賞
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Audience members throw paper airplanes at the stage during the 26th First Annual Ig Nobel Prize ceremony at Harvard University in Cambridge, Massachusetts, U.S. September 22, 2016. REUTERS/Brian Sny… by 写真:ロイター/アフロ
音響学賞を受賞した。
イグ・ノーベル賞で、日本人の研究者が「音響学賞」を受賞した。日本人の受賞は14年連続。
受賞したのは、京都大学霊長類研究所の西村剛准教授とスウェーデンの大学の研究者らでつくるチームです。
“ワニにヘリウム” でイグノーベル賞を受賞 京都大研究者 www3.nhk.or.jp/news/html/2020… pic.twitter.com/Zk07hdfzt3
そもそもイグノーベル賞とは?
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Masanori Niimi (L), of Japan, is joined by colleague Xiangyuan Jin (R), dressed as a mouse, as they accept the 2013 Medicine Prize during the 23rd First Annual Ig Nobel Prize ceremony at Harvard Univ… by 写真:ロイター/アフロ
授賞式は毎年10月にハーバード大学で行われる。
イグノーベル賞は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
イグノーベルという名称は、ノーベル賞と英語の「ignoble」を組み合わせたもの。接頭語としてのigには否定的な意味があり、「裏ノーベル賞」ともいわれる。
ignobleとは「不名誉」の意味
賞状はコピー用紙のプリント(選考委員のサイン入り)、賞金は原則ゼロ。ただし2015年以降、受賞者に対して賞金として10兆ジンバブエドル(紙幣1枚、約2.5円)が授与されている。
Improbable Research Research that makes people LAUGH and then THINK Subscribe to the Magazine Home (Improbable Blog) Donate to the Igs Ig Nobel Prizes 2020 Ceremony Ig Nobel Prize Winners 24/7 Lectur…
This year's ceremony was held virtually (thanks, coronavirus), but the fun remained.
音響賞は一体どんな研究だったのか?
ワニにヘリウムガスを吸わせ、うなり声を出させる実験を通じ、ワニがヒトと同じ仕組みで声を発していることを確認した。
研究チームはワニを密閉したタンクに入れ、通常の空気と共に酸素とヘリウムを注入した。空気の構成要素が変われば、声帯の震動が変わらなくても、ワニの出す音に変化が出るからだ。
「ヘリウムガスを使って充満した密閉空間で雌ワニが大声で鳴くよう誘導した」点が発声のメカニズム解明につながったと評価されたということです。
平和賞はピンポンダッシュした外交官が受賞
カシミール地方の領有権などをめぐり対立するインドとパキスタンの外交官が、嫌がらせとして“ピンポンダッシュ”の応酬を繰り広げたことに「平和賞」が贈られました。
インド政府は昨年、ヒマラヤ地域にありイスラム教徒が多く住むジャム・カシミール州の自治権を剥奪し、事態の鎮静化を図るため夜間外出禁止令を発令。
両国の外交官は水面下で「嫌がらせ合戦」を行っており、尾行や卑猥なイタズラ電話に加えて「ピンポンダッシュ」を繰り返しているとのこと。
今年はトランプ大統領も受賞している