専門家が警告!核実験なら北朝国境の火山噴火し数千人の死者が出る


北朝鮮外務省は核兵器の実験を継続する可能性を表明した

北朝鮮外務省は1日、米国の敵対姿勢に直面する中、核戦力を「連続的で継続的」に「最大限に」強化すると表明

声明で、「米国が北朝鮮に対する制裁や圧力を巡って騒ぎ立てる中、新たな政策に従い、北朝鮮は最大限の速度で核抑止力強化措置を進めていく」とした。

北朝鮮をけん制するトランプ大統領の発言が注目されている

●トランプ米大統領は報道番組で「愉快ではないだろう」と意味深な発言

トランプ米大統領は4月29日、報道番組のインタビューで、弾道ミサイルを発射した北朝鮮が6回目の核実験を強行した場合、「愉快ではないだろう」と述べた

同時に中国の習近平国家主席が「北朝鮮に圧力をかけてくれる」と重ねて中国の協力に期待を示した。

●一方でトランプ大統領はこんな発言もしている

北朝鮮の金正恩委員長を「利口な人物だ」と持ち上げる一方、アメリカに脅威をもたらすミサイル開発を容認しない考えを示した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と条件が整えば直接会談する用意があると言及した。

インタビューで「金委員長に会うことが自分自身にとり適切なら、当然、会談を行うことを光栄に思う」とし、「適切な状況下で(金委員長と)会談する」と語った。

1日には米空軍の爆撃機機2機が朝鮮半島上空で2~3時間ほど非公開訓練をした

米空軍の超音速戦略爆撃機B-1B型機2機が1日に韓半島(朝鮮半島)上空で2~3時間ほど非公開訓練をしたことが確認された。

そんな緊迫した情勢の中、核実験である火山の噴火が懸念されている

北朝鮮が6回目となる核実験を実施すれば、その巨大な振動が大地を伝わり、中国との国境にある火山の噴火活動を誘発しかねない

その規模によっては中朝国境に位置する白頭山が噴火する可能性がある。専門家の間でこうした懸念が浮上している

●噴火が懸念されている中朝国境に位置する白頭山

北朝鮮の大規模な核実験で噴火する恐れがあるという。白頭山が最後に噴火したのは1903年にさかのぼる。

白頭山の100キロ圏内にはおよそ160万人が暮らす。また白頭山と北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場は、115~130キロ程度しか離れていない。

中国と北朝鮮の両国で、数万人とは言わないまでも数千人の死者が出る恐れがある」と明言。

北朝鮮による直近の核実験で生じた爆発の威力は、推計でTNT火薬10キロトン分。この規模であれば白頭山が噴火する公算は小さい。50~100キロトン分の威力が生じた場合、深刻な影響を及ぼす可能性がある。