盲導犬同伴で約6割が入店拒否‥この問題にネットから様々な声


●先月開催された「国際盲導犬デーin神戸」

盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらおうと、兵庫盲導犬協会主催のイベント「国際盲導犬デーin神戸」が29日、

●「国際盲導犬デー」とは?

世界の40を超える国々が、盲導犬に対する理解を深めるために毎年4月に開催する行事です。

盲導犬使用者、盲導犬に関心のある方々に参加して頂き、相互理解や交流を深めることを目的として開催

●そんな中、盲導犬連れた視覚障害者の6割が入店拒否を経験していることが判明

盲導犬を連れた視覚障害者の62%が、障害者差別解消法が施行された昨年4月以降、

飲食店への入店を拒否されるなどの差別的な扱いを受けていたことが1日、盲導犬を育成するアイメイト協会の調査で分かった。

●アンケート結果によると、飲食店での入店拒否が76%に上る

調査は2~3月、全国の盲導犬使用者にアンケートを送り、121人から回答を得た。

公表されたアンケート結果によると、盲導犬を連れた視覚障害者の62%が、この1年間に、入店や乗車の拒否などの差別的な扱いを受けたことがあると回答。

そのうち飲食店で、そうした扱いを受けた人は、76%に及ぶ。

●入店を断られた際の対応については?

・「理解を得るため説明した」が70%

入店を断られた際の対応(複数回答)は「理解を得るため説明した」が70%。

「盲導犬がおとなしく迷惑を掛けないことを見せた」は29%、「店の本社へ電話した」は25%だった。

こうした対応後の変化(複数回答)は「入れるようになった」が44%だった。一方で「入れなかった」が28%で、改善しない場合もあった。〔共同〕

●「盲導犬を理由とする差別はあったか?」の回答に55%だった

「盲導犬を理由とする差別(受け入れ拒否)はあったか」との質問に対し「はい」と答えたのは九十四人で、全体の55%に上った。

法律の施行で「理解が変化したと感じるか」との質問には、74%が実感していないと答えた。

今回のアンケート結果は、2016年4月の施行以降も、差別的な扱いが続いていることを表している。

●ネットでは、盲導犬入店拒否に様々な声が上がっている