■つい行ってしまう行為の一つ
耳の掃除関係なく、つい気持ちよくなるために耳をかいてしまう人も多いはず。
耳の中には“迷走神経”というものが分布しており、これを刺激することで気持ちいい感覚になってしまう。
日本人の8割以上の耳垢は乾燥した乾型といわれ、近年は綿棒でケアする人も増加。
全国の20~60代の男女1,332名に「耳かきより綿棒をよく使う」人の割合を調査した結果、44.7%が「綿棒派」と回答している。
■でもちょっと待った!
近年欧米では、過度な耳掃除は「やってはいけない禁断の快楽」として、多くの医学会や専門家らが注意を呼びかけている。
ベストセラー商品となっている綿棒の箱にも「耳かき用ではない」との医師の注意書きが書かれているという。
■なぜ耳掃除が危険な行為なのか?
耳垢にも、耳の中を適度に湿らせ、ホコリ等が中に入るのをブロックして雑菌の繁殖を防ぐ大事な役目がある。
その役割がある耳垢を取りすぎると、外耳道の湿疹、ひどくなると外耳炎になることもある。
基本的に耳垢は、放っておいても耳穴の外に出ていくような仕組みになっている。
咀嚼などの日常的な動作で、新しくできた耳垢が古い耳垢を外へ押し出すサイクルが備わっている
綿棒などを入れるとサイクルが狂うほか、奥に耳垢を押し込むことにもなり、かえって詰まらせて「耳垢栓塞」を起こす場合もある。
また、耳かきや綿棒を奥まで入れると中の壁を傷つける可能性も
耳掃除のやりすぎによる、耳垢栓塞や難聴に悩まされている人は子どもの約10%、成人の約5%にのぼるという。
■皆さんの反応
耳掃除のデメリットは重々承知してるけど、耳でゴリゴリ音がするのもツラいし、カサカサしてくすぐったいのも気になるし、でつい耳掃除をしてしまう。結果、症状が悪化して…というのを繰り返してる。
耳掃除、特に綿棒を使った耳掃除は耳への負担が大きいとWHOが警告しているらしいです。
知ったことか気持ちいいから俺はやるんじゃ
確かに。我慢できないですよね…
■「正しい耳掃除」とは?