◆『ゆとり』演技で一躍注目を浴びた「太賀」
太賀くんの演技見るために、ゆとりですがなにか見てるってとこある。 pic.twitter.com/YfNHY7HdFK
『ゆとりですがなにか』(2016) 山岸ひろむ 役:太賀
人気脚本家・宮藤官九郎氏による初の社会派ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で、「ゆとりモンスター」の異名をとる山岸ひろむ役を好演。
飲み会の誘いを“ダルい”と断ったり、発注ミスをしてもヘラヘラしていたり、注意されればすぐにパワハラで訴えるなど、序盤から強烈な“ゆとりモンスター”としてドラマを盛り上げた。
太賀はドラマ「ゆとりですがなにか」の山岸役が、主役を食うような強烈な演技で一気に注目の存在に。
◆実は一世を風靡した中野英雄の息子で二世俳優
中野英雄といえば私には「愛という名のもとに」だっただけに、怖い顔系の役者さんになっていたというのは衝撃だったw pic.twitter.com/IJBbDGCmwC
『愛という名のもとに』(1992) 倉田篤(チョロ) 役:中野英雄
『愛という名のもとに』での名演から、一躍人気者になったチョロこと中野英雄。
◆しかし、地道に10年の下積みを積んできた
太賀って大河ドラマ「江」で豊臣秀頼役やってたね pic.twitter.com/EmPQKwfIjK
『江〜姫たちの戦国〜』(2011) 豊臣秀頼 役:太賀
ドラマ「ウォーターボーイズ」の山田孝之に憧れて芸能界に入り、中学生のころから活動を始め、映画『桐島、部活やめるってよ』『私の男』『あん』など、出演作品は100本以上を数える。
2006年デビュー
世間一般では二世俳優である彼だが、実は13歳で芸能界入りしており、NHK大河ドラマに4度出演するなど、かなりのキャリアの持ち主。
「真面目に芝居に向き合ってきたけどなかなか認められず、自分自身のガソリンが切れそうになったりもしました。しんどいこともあったけど、あっという間だったような気もします」
太賀のコメント
◆その演技は高く評価されている
映画『淵に立つ』でも、浅野忠信(43)に負けない存在感を放ち、監督からも「太賀くんの我が強くない感じがすごく好き」「周りの俳優の演技をちゃんと受けることができる」と太鼓判を押されている。
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した『淵に立つ』で演じた山上役は、深田晃司監督が太賀の演技にほれ込んであて書き(役者をあらかじめ決めて脚本を書くこと)したものだったという。
「みんな思い入れがありますが、自分で書いてて新しいなって思ったのは山岸かな。太賀くんがすごくうまくやってくれたから成立させることができました」
『ゆとりですがなにか』の演技に対し、脚本家・宮藤官九郎のコメント
◆『ゆとり』後も出演作が続々
劇中の登場人物たちさながらに、仲間とともに経験をともにし、大きな成長をみせたのが、真剣佑、村上虹郎、「DISH//」の北村匠海、太賀、佐野岳ら若手俳優たち。
『仰げば尊し』(2016)
今、若手の中でもっとも見ておくべき俳優のひとりである太賀が出演するドラマ、テッペン!水ドラ!!『レンタルの恋』(TBS系)が1月19日に始まった。ドラマによってイメージがまるで違う演技を見せる太賀だが、今回も期待を裏切らない芸達者ぶりを発揮している。
2017年
昨年は『淵に立つ』『闇金ウシジマくん the Final』『アズミ・ハルコは行方不明』ほか、今年は『追憶』(5月6日公開)、『南瓜とマヨネーズ』(11月公開)など出演が続いている。
◆主演映画『ポンチョ』も間もなく公開
忘れらんねえよ『ポンチョに夜明けの風はらませて』主題歌書き下ろし 予告編も併せて公開 #太賀 #中村蒼 #矢本悠馬 #染谷将太 realsound.jp/movie/2017/06/… pic.twitter.com/nV3jxA7jqh
早見和真氏の青春小説を実写映画化する「ポンチョに夜明けの風はらませて」が、10月28日に公開されることが決定。
2017年
日常に夢や目的を見出せない男子高校生たちが、「何かを変えたい!」と高校最後の旅に出発する模様を描くロードムービー。