◆史上最年少棋士から歴代最多連勝記録まで快進撃を続けた藤井四段
中学2年生の藤井聡太さんが、史上最年少の14歳2カ月で将棋のプロ棋士になることが決まりました。中学生棋士も史上5人目です(目) bit.ly/2c9kS5Z pic.twitter.com/Be9A6wlKxp
将棋界に史上最年少となる14歳2カ月のプロ棋士が誕生する。日本将棋連盟の棋士養成機関「奨励会」の三段リーグで3日、藤井聡太三段が四段昇段を決め、10月1日付でプロデビューする。
2016年
藤井聡太四段が、24日のデビュー戦で現役最年長の加藤一二三九段と戦い、14歳と76歳による年齢差が62歳の対局を白星で飾りました。
2016年12月
藤井聡太四段(14)が26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)に先手番の91手で勝ち、公式戦29連勝の歴代新記録を樹立した。
2017年6月
◆残念ながら連勝記録は29でストップ
【速報】
将棋・藤井四段 前人未到の30連勝ならず 佐々木五段「連勝を止める」を有言実行
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佐々木五段(左)と藤井四段(右)
藤井聡太四段(14)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメントで佐々木勇気五段(22)に敗れ、デビュー30戦目で初黒星を喫した。
自身が続けていた歴代1位の公式戦連勝記録は29でストップした。
「機敏に仕掛けられて、そのまま押し切られてしまった。完敗でした」。大勢の報道陣に囲まれても大きく表情を変えず、淡々と一局を振り返った上で「連勝はいつか止まるもので仕方ないこと。気にしていない」と語った。
藤井四段のコメント
◆勝利した佐々木五段は「壁になりたかった」と語った
藤井四段止めた佐々木五段、スイス生まれイケメン nikkansports.com/general/nikkan… #藤井四段 #藤井聡太四段 #佐々木勇気五段 #佐々木五段 pic.twitter.com/zYGAFz19fE
佐々木五段(左)と藤井四段(右)
佐々木五段は、「竜王戦の(トーナメント)表ができてから藤井さんの対策をかなりしてきたので、努力が実って良かったです」と明かした。
プレッシャーはあったかと聞かれると「もちろん、プレッシャーは感じましたけど、私たちの世代の意地も、ちょっと見せたいというのはあった。壁になることが出来て良かった」と安堵の表情を浮かべた。
佐々木五段のコメント
藤井四段のことを「簡単に(形勢が)悪くならず、後手番でもついてくる。どんな形でも指しこなせる強さがあると思います」とたたえた。
佐々木五段のコメント
◆スイス生まれのイケメン棋士として注目される佐々木五段
藤井四段の次戦相手 佐々木五段が「イケメンすぎる」と話題
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生まれはスイスのジュネーブ。2歳の頃はフランスに居て、埼玉県三郷市に引っ越した5歳ごろから将棋を学んだ。
端正な顔立ちのイケメンで女性ファンを中心に人気急上昇。スーツ姿の棋士が多い中、和装で登場することもあり「和装が似合う」と評判の“和服王子”だ。
昨年の「将棋年鑑」で「一生お金に困らないとしたら」の質問に「100万円分の花束を買う」と答えたロマンチスト。独身。
◆16歳の若さで棋士へ 渡辺竜王を破るほどの実力者
16歳1か月でプロとなる四段に昇段しました。この年齢は、藤井四段など5人の「中学生棋士」に次いで6番目に若い記録です。
13年の加古川青流戦で優勝、16年の棋王戦では挑戦者決定戦まで進出した実力者。
◆そんな二人の前に立ちはだかる“羽生世代”
1996年に前人未到の七冠を達成し、現在まで20年以上にわたり将棋界のトップに君臨する羽生善治三冠。
将棋界はここ20年ほど、羽生棋聖と同じ昭和57年奨励会入会組の森内俊之九段(45)、佐藤康光九段(46)、郷田真隆王将(45)ら「羽生世代」が席巻してきた。
のちに「羽生世代」と呼ばれる若者たちが一つの群れとなって将棋界を席巻したのがこの時代である。新四段が次々に棋戦優勝を果たし、タイトル挑戦を決める。順位戦を駆け上がっていく。