九州豪雨は８日、発生から４日目となった。

記録的な豪雨となった九州北部の被災地

８日、警察や消防など計約３０００人が行方不明者の捜索や孤立者の救助にあたった。

福岡県朝倉市で新たに２人の死亡が確認され、犠牲者は計１８人になった。

県内ではこのほか、心肺停止の状態で数人が発見され、うち１人の死亡を確認。死者は計１８人となった。

福岡県内では依然として３人が行方不明で、２７人と連絡が取れていない。

自衛隊や消防などは山あいの地域を中心に重点的な捜索を続けた。

また、福岡県と佐賀県などに囲まれた有明海でも計４人の遺体が発見され、警察は豪雨で流された可能性があるとみて調べている。

また福岡、佐賀両県警などによると、８日朝に有明海の海岸や海上で男女５人の遺体が発見された。

出産間近の母は、腕に幼い子供を抱いたままだった。

九州北部などの豪雨で７日、福岡県朝倉市の被災現場から祖母と母、息子の３人が見つかった。

関係者によると、母は妊娠していて、近く出産予定だったという。祖母は母子から少し離れた場所で発見された。

九州北部では、９日も局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によると、停滞している梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込み、九州北部は９日明け方にかけて非常に激しい雨が降る恐れがある。

１０日朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで九州北部と中国地方で１２０ミリと予想されています。