教育現場が崩壊の危機…「先生の数」が全く足りてないらしい


■人手不足が深刻化している日本

従業員の離職や採用難などで人手を確保できず倒産した企業(負債1000万円以上、個人事業主含む)の数は、2017年1月─6月は2013年の同時期と比べ2.9倍に増加した。

人手不足によって倒産した企業の負債総額は、前年同期比約5倍となる218億9900万円と大幅に増加していた。

拡大を続けるコンビニエンスストア業界だが、ここにきて大きな転換期を迎えている。人手不足や人件費の上昇の影響が徐々に出始めている

人材不足や法規制などの要因が足かせになっており、生産性改革で潜在成長力の浮揚とデフレ脱却を目指す政府ののシナリオに狂いが生じかけている。

調査結果では、人員の過不足状況について、全体の6割以上の企業で「不足している」と回答しており、昨年度調査と比較して5ポイント不足の割合が上昇

日本商工会議所の調査です。

今後、人手不足を理由に計画通りの売上高を確保できない企業や、人件費上昇分を転嫁できずに収益が圧迫される企業が増えることで、さらなる人手不足倒産の増加が懸念される

もー全然人足りてない
積み込みとチャーターまた1人やん
休憩できやん
とりあえず寝て温存しよ

仕事辞めるって上司に言おうとしたら深刻すぎる人手不足アピと多数の仕事押し付けられるわ、親に言おうとしたらもっと金くれって言われるわ、つらいね〜〜

■そんな人手不足の波がとうとう「教育現場」にまで…

「授業ができない」「担任がいない」いま、全国の公立の小中学校で「先生が足りない」という異常事態が起きています。

67の教育委員会に取材したところ、今年(2017年)4月の始業式時点で、半数近い32の教育委員会で、定数に対して、少なくとも717人もの教員が不足していたことが明らかに

始業から2カ月近く経過しても確保できず、授業ができない学校も。授業数が少なく非正規雇用が多いため、なり手が敬遠する傾向がある

これは大阪の中学校でも起こっていることです。自分の子供の中学でも、4月に教科担当の先生が決まっておらず、月末になって非常勤の先生が来た。

「いつから授業すると?」技術・美術の教員ゼロ 福岡の複数中学、2ヵ月授業なしも(西日本新聞)headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-…

■教員が足りなくなっている原因は「高齢化」と「少子化」

国立社会保障・人口問題研究所が公表している「日本の将来推計人口」によると、我が国の2020年の高齢者人口は3612万人に達すると推計されている。

1970年代前半生まれの第二次ベビーブーム世代の就学に伴って大量採用された世代の教員も定年を迎え始めたため、人員不足がずっと続いている

教員不足の大きな要因が「臨時採用」の教員、いわゆる「臨採」です。通常、病気や産休などで欠員が生じた場合、この「臨採」で補充しますが、その確保ができなくなっています。

少子化がさらに進むと教員の定数が削減されるため、教育委員会は、正規教員の採用を抑えて、非正規雇用の臨採の枠を広げているんです。

要するに、少子化の影響で正規教員の店員数が抑制され、その不足を臨採で補おうとしているものの、臨採が人手不足のため集まらないという状況がおこっているのです。