大塚家具の”お家騒動の末路”が悲惨なことになってた


■大塚家具、赤字額が過去最大になる見通し

■来店客の減少に歯止めが効かなくなっている

売り上げは当初見込んでいた530億円から19.3%少ない428億円に

新築などをきっかけに家具をまとめ買いする需要が大きい都市近郊の大型店を中心に、来店客数や成約件数が落ち込んでいる

■お家騒動の末、経営権を勝ち取った久美子社長

株主総会で委任状争奪戦(プロキシーファイト)が繰り広げられ、久美子社長が経営権を握ることになった

■久美子社長の行った方向転換が裏目に?

勝久氏時代の「会員制・高級家具」路線脱却を掲げ、中価格帯の品揃えを増やして誰でも気軽に入れる“カジュアル店”へと舵を切った

大塚家具は高級路線から決別し、ニトリやIKEAと同じような低価格路線に舵を切った」というイメージが一般消費者の間に浸透した

従来の高級化路線の顧客の客が離れたにもかかわらず、ニトリやIKEAの価格帯を求める層には、中価格帯の商品は割高と受け止めてしまった

■お家騒動によるイメージダウンも尾を引いている

市場からは「“お家騒動”による経営の混乱は上場企業にあるまじき行為」と指摘する声も出ており、イメージ悪化による顧客離れが危惧されている

■経営責任者として、窮地に立たされている久美子社長

久美子氏が経営権を勝ち取り、勝久氏を大塚家具から追い出したかたちとなったが、以降、同社の業績は低迷を続けている

その成果が表れないばかりか裏目に出る結果となり、窮地に立たされている

父との骨肉の経営権争いには勝った大塚久美子社長だが、経営者としての手腕には疑問符が付く結果となった

■一方、大塚家具を追い出された創業者である勝久氏は