■ネット上で人気を集めている浮世絵風に描くシリーズ
■この独特なイラストを描いているのが「山田全自動」さん
< 山田 全自動 >
YAMADA ZENJIDO
佐賀藩出身・福岡藩在住
山田全自動は幕末〜明治の俳人(ということになっています)。文明開化を目の当たりにし、その時感じたことを俳画という形で記す(という設定です)。
メインの登場人物が皆“ちょんまげ”という絵柄に合った古風なスタイルなのに、当たり前のように現代で生活している姿にまずやられます。
さらに内容が、ショッピングカートを押しながら店員を横目に「試食を本当は食べたいのに『別に欲しくないけど』感を出す」といった、身近なあるあるネタなのがとってもシュールです。
独特の世界観を持つ同シリーズですが、山田さんに描き始めたきっかけについて伺ってみると、仕事の幅を広げるためにイラストの練習をしていた時、浮世絵風の「ギターやドラムを演奏する人」をなんとなく描いたところSNSで好評に。
また知り合いのアドバイスもあったことから描くようになり、だんだんと補足の一文を加えた今のスタイルになったそうです。
またあるあるなネタを“浮世絵風”で描く理由については、「妙な違和感が生まれるのが楽しいからだと思います」と山田さん。
なお豊富なネタのアイデアは、自身が体験した恥ずかしかったことや過去の気まずい場面を思い出して描いたり、日常での人間観察から考えることもあるのだとか。
一番気に入っているネタについて聞いてみると、「年配の上司のパソコンを見たらまだイルカがいた(※Microsoft Officeにいたサポートキャラ・カイルくんのこと)」という“おじさんネタ”が個人的にけっこう好きとのこと。
■LINEスタンプも販売中だ
■山田全自動ショップでは御成敗式目パーカーなどが発売中
少しほめられたのを真に受けてグッズなどはじめてみたでござる。福岡藩