企業が「ネット炎上」した場合に備えた保険を、損害保険ジャパン日本興亜が3月6日から販売する。ネット炎上を対象にした保険は、国内初。

昨今、ネット炎上の件数が増え続けています。
企業や各種団体にとって炎上対策は大きな課題となっており、ネット監視体制を整備・強化する企業等が増加しています。

一方で、一部の大規模な炎上では、ネガティブな投稿を察知しても適切な緊急対応が取れずに被害が拡大し続け、株価にまで影響を与えています。

このような場合、炎上がどの程度拡大するか予測することは困難を極め、長期間にわたって多額のリカバリー費用がかかる可能性があります。

炎上時には、ネット炎上対策を提供する「エルテス」と「SOMPOリスクケアマネジメント」が連携して企業をサポートする。

エルテスが大幅続伸。昨年１１月２９日に東証マザーズに上場、公開価格比３．６倍の初値形成で話題を呼んだ銘柄だが、セカンダリーでも上値追い基調が鮮明。ビッグデータ解析で優位性を有し、ＳＮＳ上でのネット炎上や風評被害の対策を主要業務に手掛けており、その時流に乗った成長性に期待した買いを呼び込んでいる。

・企業の従業員がツイッターで投稿した写真に、個人情報が写り込んでいたケース。
・不動産仲介業者の従業員が「有名人が来た」などと来店者の情報をツイッター上にあげたケース。
・飲食店店員の不衛生な行為が、ネットで騒動になったケース。
・従業員の不注意な投稿で、内部情報が漏えいしたケース。
・従業員のプライベートな投稿でも、企業と紐付いたかたちで批判が集まった場合。

・商品に異物が混入していたことがツイッター上で実況中継されて、企業対応の内容にも批判が寄せられるケース。
・企業のサービス内容や価格に不満を持ったユーザーがブログで取り上げ、ネット上で拡散したケース。