現地時間6日朝、カリブ海バーブーダ島に、ハリケーン・イルマが直撃し、首相がその被害を語りました。

約1600人が住むバーブーダ島を上空から視察した後、首相は「島は文字通り、水に漬かっている。今の状態ではバーブーダはほぼ居住不可能だと考える」と話した。

まるで島全体が一つの大きな竜巻に遭ったかのような壊滅的な被害が広がっています。

これまでカリブ海北部で猛威を振るい、２４人の死者が出ている。

イルマ」に直撃された、仏領サン・マルタンもほぼ破壊されたという。

これまでにサンマルタン島で少なくとも２人が死亡した

ハリケーン「イルマ（Irma）」が8日午後、5段階で最強の「カテゴリー5」の勢力でキューバに上陸した。

キューバに「カテゴリー5」のハリケーンが直撃したのは1924年以来。

イルマの接近に伴い、これまでに100万人を超える人々が予防措置として避難している。

メキシコ湾から北大西洋にかけては現在、3つのハリケーンが同時に発生している。

米海洋大気庁（NOAA）によると、3つのハリケーンが同時に発生したのは、2010年以来7年ぶり。

現在、メキシコ湾から北大西洋にかけては、「イルマ」と共に「カティア」と「ホセ」の3つが同時に発達を続けている。

日本時間の10日夜遅くもしくは11日未明に、フロリダ半島付近に上陸する恐れ。

「イルマ」は、10日にもアメリカ南部に上陸する恐れがあり、600万人以上に避難命令が出されています。

イルマの現在の風速は約６９メートルで、１０日にフロリダキーズに上陸する際には風速約７１メートルに達するとみられている。