正常に認識するの!?…iPhone Xの顔認証機能「Face ID」に不安の声


○新型iPhoneの「iPhone X」

日本時間で2017年9月13日2時から開催されたApple Special Eventの中で発表された新型iPhoneの「iPhone X」

ホームボタンを廃止し、ベゼルがほぼ無い全面ディスプレーの新しい外観となった。

○新たに顔認証「Face ID」を採用することを発表

米Apple社が「iPhone X(テン)」と「iPhone 8/8 Plus」を発表した。iPhone XはディスプレーにOLEDを採用。

iPhone Xでは本人認証に従来の指紋認証「Touch ID」に代えて、新たに顔認証「Face ID」を採用する。

そのFace IDですが、顔認証だけに寝てる間に勝手にロック解除されたり、暗いところでは認証できるのか?など気になる点が多いのも事実。

○「顔の似た双子」でもFace IDをだますことはできないというが…

発表会によると、iPhone XのFace IDを支えているのはディスプレイ上部にあるインカメラ周りのセンサー類。

帽子や眼鏡をつけていたり、ヒゲや髪型が変わったり、加齢により顔に変化が生じたりしても、同じ顔であると認識することが可能とのこと。

「ハリウッドに依頼して作成した精巧なマスク」や「顔の似た双子」でもFace IDをだますことはできないそうです。

○しかし、肝心のFace IDが実演で失敗

Face ID(顔認証)でiPhone Xのロック解除を行うデモンストレーションで、肝心のFace IDが実演を行うクレイグ・フェデリギ副社長の顔を認識しなかったのです。

世界中の人間が固唾を呑んで見守るなか、2度もFace IDの認証に失敗し、パスワードを要求されてしまったのです。

iPhone X随一の目玉機能を紹介するシーンでの大失態に、「実はAppleが宣伝するほど、Face IDは完成されていないのではないか」という憶測が浮上しています。

○Face IDは登録可能な顔の数は1つまで

AppleのFace IDは、1台の端末につきひとつの顔情報しか登録できないようになっているようだ。

5つまで異なる指紋を登録できたTouch IDとは異なり、登録可能な顔の数は1つ(1人)までとのことです。

「顔はひとつしかないのだから」というFace IDの運用ポリシーのもとでは、これまでのように複数人で使いまわすという行為が面倒なものとなる。

○複数人で共有して使うことが困難に

Face IDを、iPadなど他デバイスに拡張していく場合にはさらに問題になるだろう。

iPadはiPhone以上に、複数人で共有して使うことが多いデバイスだからだ。

ディスプレイをオンにしたりオフにしたりしないと、Face IDがうまく機能しなかった、という指摘も一部には出ています。