顔にフランスパン?!!
頭にフランスンパンをくくりつけた人たちが街を歩く……そんな不思議な光景がSNSで報告されています。
Twitterで色んな妄想が展開
実は現代アート作品。
『パン人間』とは、フランスパンを頭にくくりつけて歩く、折元さんを代表するパフォーマンス作品です。
90年代には、顔一面にフランスパンを付けた異形で世界各地を旅し、現地の人々と交流した「パン人間」の路上パフォーマンスで注目されます。
手がけたのは現代美術家 折元立身
ヴェネチア・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレに出品するなど、国内外で活躍している、日本を代表するアーティスト。パンをつけて、歩きまわる「パン人間」パフォーマンス、母との介護生活から生まれたアート作品「アート・ママ」シリーズなど、日常から生み出されたユニークで愛情ある、独自のアート表現で知られる。
90年代後半 には、自身が介護するアルツハイマー症の母を作品に登場させた「アート・ママ」のシリーズで世界的に知られるようになり、愛する母とのコラボレーションに よる作家活動としてテレビや新聞・雑誌などでも取り上げられました。
何故?パンなのか?
パンは西洋文化の象徴であり、神である。
なぜなら、西洋画の「最後の晩餐」で描かれるように、キリストは「パンは肉なり、ワインは血なり」と言い、パンをちぎって弟子に与え、「これはわたしとの身体である」と伝えた。
時にヨーロッパではパフォーマンスをやると、「お米でやらないのか?」と問われる。私は日本人で、お米は日本では神だからやらない。
“パン人間”は日本人だからこそ出来るパフォーマンスなのだ。
今回目撃されたのは広島県のアートイベント
瀬戸内海の懐のような地は、海と山が近接し、坂道が多く行き交う船が間近に見え、島々、古くからの営み、日本の近代化の光景までが見える、ノスタルジーある風景が存在します。会場はそのような場所に点在し、さながら回廊のよう
福山「鞆の浦」と尾道を舞台とする現代アートの展覧会、「海と山のアート回廊」が開催されます!
展示作品は、戦後から現代までの日本のアーティストの現代アート作品を主としています。