パン人間が街を歩く?介護する現代美術家 折元立身


顔にフランスパン?!!

頭にフランスンパンをくくりつけた人たちが街を歩く……そんな不思議な光景がSNSで報告されています。

尾道の商店街歩いてたら、、、フランスパン頭につけた団体来た pic.twitter.com/ifqxw1RBux

わらわらとパン屋に集まるパン人間。カオス! pic.twitter.com/No34gvQ9dS

Twitterで色んな妄想が展開

@ko_hi999 @X_i ハロウィンイベントですか?

@ko_hi999 パン渡り50cmの凶器を持っておりますね:(´◦ω◦`):
そしてあふれるサイレントヒル感

実は現代アート作品。

『パン人間』とは、フランスパンを頭にくくりつけて歩く、折元さんを代表するパフォーマンス作品です。

90年代には、顔一面にフランスパンを付けた異形で世界各地を旅し、現地の人々と交流した「パン人間」の路上パフォーマンスで注目されます。

手がけたのは現代美術家 折元立身

ヴェネチア・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレに出品するなど、国内外で活躍している、日本を代表するアーティスト。パンをつけて、歩きまわる「パン人間」パフォーマンス、母との介護生活から生まれたアート作品「アート・ママ」シリーズなど、日常から生み出されたユニークで愛情ある、独自のアート表現で知られる。

90年代後半 には、自身が介護するアルツハイマー症の母を作品に登場させた「アート・ママ」のシリーズで世界的に知られるようになり、愛する母とのコラボレーションに よる作家活動としてテレビや新聞・雑誌などでも取り上げられました。

何故?パンなのか?

パンは西洋文化の象徴であり、神である。
なぜなら、西洋画の「最後の晩餐」で描かれるように、キリストは「パンは肉なり、ワインは血なり」と言い、パンをちぎって弟子に与え、「これはわたしとの身体である」と伝えた。

私はパンに西洋文化を感じ、パンを顔につけて、からだの一部をつくるというヒントを得た。

時にヨーロッパではパフォーマンスをやると、「お米でやらないのか?」と問われる。私は日本人で、お米は日本では神だからやらない。
“パン人間”は日本人だからこそ出来るパフォーマンスなのだ。

今回目撃されたのは広島県のアートイベント

「海と山のアート回廊」は広島県から日本の現代アートを世界に発信する場所となる事を目指しています。

瀬戸内海の懐のような地は、海と山が近接し、坂道が多く行き交う船が間近に見え、島々、古くからの営み、日本の近代化の光景までが見える、ノスタルジーある風景が存在します。会場はそのような場所に点在し、さながら回廊のよう

福山「鞆の浦」と尾道を舞台とする現代アートの展覧会、「海と山のアート回廊」が開催されます!
展示作品は、戦後から現代までの日本のアーティストの現代アート作品を主としています。