山梨県、韮崎高の生物研究部の「青い光による殺虫効果」が話題
全国高校総合文化祭(みやぎ総文2017)自然科学部門(8月2・3日、石巻市)のポスター発表で、平田匠君(山梨・韮崎高校生物研究部部長、3年)の研究
「青色光によるハエの死亡原因は本当に酸化ストレスなのか」が文部科学大臣賞を受賞した。
・これまでの経緯は…同校がある山梨県はサクランボ栽培が盛ん
サクランボに悪影響を及ぼすオウトウショウジョウバエを駆除をするにはどうすればよいか」を考えた。
「青色光をハエのサナギに当てると死ぬ」という先行研究を見つけ、そのメカニズムを調べた。
青い光にはハエなどに殺虫効果があることが知られているが、詳しい仕組みは分かっていないという。
そうした中、青い光による殺虫効果の仕組みを調べた成果を発表
・詳しい仕組みは、こんな感じらしいです。
青い光を当てると、体内の活性酸素が細胞を傷つける「酸化ストレス」が強まり、細胞が自ら死ぬ「アポトーシス」を促すらしいことを突き止めた。
・そもそも「酸化ストレス」とは
生体内において、活性酸素などによる酸化反応が抗酸化作用を上回り、細胞などに有害な作用を及ぼすこと。
「生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ、酸化状態に傾き、生体が酸化的障害を起こすこと」です。
・気になるワード「アポトーシス」
個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺つまりプログラムされた細胞死のことです。
オタマジャクシがカエルになるときに尻尾が消失したり,脊椎動物の指の間の水掻きが胚の発生にともないなくなるなどの現象
・このニュースはネットでも話題になっています。
面白い。
ハエ、青い光を当てるとなぜ死ぬ? 山梨の高校生が解明:朝日新聞デジタル – horiemon.com/news/2017/09/2…
青い光でハエが死ぬという話が流れていて「むかしのSFっぽい!」と大興奮しましたが、特定の刺激で死滅する仕掛けを持つ生物があるとしたら‥‥テラフォーミングなどの生態系改造用やもしれませぬ。空気中に多すぎる元素を固定する珊瑚とか。
「お前はもう用済みだ。滅びよ」で滅亡させられる。
体内でガン細胞を死滅させているのがアポトーシス。
人の指も最初は指の間が埋まった状態で形成され、アポトーシスで指の間の細胞が死滅して完成するらしいです。
リューマチも何かの光を当てて治らないのかな…