福岡県の博多高等学校の男子生徒が教師に暴行を加える動画が29日、Twitterに投稿された。

高校の教室内で教師が男子生徒から暴行を受けている様子が動画撮影されSNSで拡散されている。

学校側は取材に対し、この動画が同校で撮影されたものと認め、現在は「事実を確認中」だとした。

問題の動画は、授業中の教室で撮影されたもの。

黒板の前に立つ大柄の男子生徒は、背を向けている男性教師に対し、3回蹴りを入れる。

無抵抗の教師は体を仰け反らせながら耐えるものの、ついには態勢を崩して前方に吹き飛んでしまう。

授業中に生徒が教師に対して後ろから思いっきり蹴りを入れるというもので、それを別の生徒が撮影。

この様子がSNSへと投稿されると、5万7000件以上も拡散された他、高校を特定する書き込みや、加害生徒を特定する書き込みが相次ぎました。

また動画の撮影中、クラスメイトは加害生徒を止める様子もなく、はやし立てるような声も聞かれたため、博多高校全体への批判の声も高まっています。

拡散については承知しています。本校の1年生のクラスで授業中に撮影された動画に間違いありません。

問題の動画は28日夕の1年生クラスの「日本史B」の授業中に撮影されたものだと説明。

9月29日の深夜1時ごろに、福岡県警の少年課より本校の校長あてに「動画があがっている」と連絡があったことから事件が発覚

暴行を受けたのは23歳の新任教師だという。

入学時に授業で使用するiPadを購入してもらっているのですが、今回はiPadを使用しない授業中に当該生徒が機器を使用したということで教師が取り上げました。

それでも生徒は動画を見ることを止めなかったため、教師が授業中にタブレットを取り上げた。

すると、生徒が激こうし、暴力をふるったという風に聞いています。

博多高校には早朝から保護者を含め多数の電話が寄せられており、通常業務にも支障が生じているとのこと。

博多高校はBIGLOBEニュースの取材に対し、この動画が同校で起こったものだと認め、現在は関係者に事実を確認しているという。