1分間に23万7295件ツイートされた「バルス現象」とは


バルス現象

宮崎駿監督(76)の名作アニメ映画「天空の城ラピュタ」が29日に日本テレビ「金曜ロードSHOW!」(金曜後9・00)で放送され、今回も、滅びの言葉「バルス」がインターネット上を埋め尽くす現象「バルス祭り」が見られ、話題になった。

バルス!とは

ラピュタ語での意味は「閉じよ」であるが、ネット上においては崩壊・破壊の意味の他に様々なネタとして扱われている。

定着しつつある「バルス現象」

日本ではテレビ放送中にタイミングを合わせてツイッターで同時につぶやく「バルス現象」がいまや定着しつつある。

2011年に世界新記録を叩き出した「バルス!」

「バルス現象」がツイッターで大きく盛り上がり始めたのは11年12月の日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』での放送時。

この時、1秒間に世界中でツイートが発生した数TPS(tweets per second)が2万5088という世界新記録を更新。

テレビを見て視聴者が同時につぶやくというこの行動に、2011年放送の際はTwitter社のエンジニアから「サイバー攻撃が起こったのでは?」と騒ぎが起こったという。

ラピュタ流しとけばツイッター民がバルスを言いたいが為に見てくれるし便利なものよね

この現象はなぜ、ここまで広がりをみせたのか。

日本では11年の東日本大震災以降にツイッターを開始した人が増えたことを挙げる。

「そこでユーザーの母数が変わったのではないかと思います。『2ちゃんねる』さんでのイベントがツイッター上でも行われた09年の放送でも『バルス!』は行われていたようですが、当時の利用者数はあまり多くなくマスになってきたのがこの年からなのではないでしょうか」。