バーガーキングが公開した「イジメ啓発動画」に考えさせられる


■バーガーキングが公開したイジメ啓発の動画が世界中で話題になっている

動画の設定は、バーガーキングで食事をしている少年がいじめられていて(俳優による演技)、それを見た周りの人たちが、どんな反応を示すかが映し出される

店内では、一人の少年が椅子から落とされたり、食べ物に水をかけられたりとひどく「いじめられている」様子が

全米イジメ防止月間に合わせて公開されたもので、直接自分に関係する問題にしか声を上げない社会を皮肉たっぷりに描いている

■店内で行われるひどいイジメに周囲の大人の反応は…

店内という狭い空間で行われるイジメ行為。
周囲にいるほとんどの大人たちはこの状況を把握しているにも関わらず、これといったアクションをとろうとする人は現れません。

ここで周りの大人たちがどう反応するかを観察するのですが、なかなか止めに入る人は出てきません

■こうした大人たちに"イジメられた"ハンバーガーを提供

この様子をキッチンで見ていた店員は、あろうことか提供するハンバーガーを拳で"イジメ"て、これをそのまま店内の客へと提供します。

続いては、同店内でバーガーキングの看板メニュー「ワッパージュニア」を注文した客がドッキリのターゲットに

なんと店員が、同社の主力商品の一つであるハンバーガー・Whopper Jr.を潰して(=いじめて)、それを注文したお客さんに提供していくのです

■すると驚きの結果に

人のイジメを無視した多くの人たちが、イジメられたハンバーガーに反応を示すという結果が出ました。

一方で、いじめられている子どもに声をかけるなど、助けるためになんらかのアクションを起こした人は12%でした

他人のいざこざより、自分のケースでしか動かない人がいかに多いかがわかる統計となった

■この動画には世界中から大きな関心を寄せられました

この動画は10月17日にYouTubeで公開されると、10日間で249万3000回ほど再生された

遅ればせながらバーガーキングのCM動画観た…いろんな涙出た

いじめられた経験のある私さん、バーガーキングの動画を見て泣く

しかし、先のバーガーキングの動画、たしかに外であからさまないじめを受けていても止めてくれる大人はほとんどいなかったことを思い出した。アメリカも変わらないのね。

バーガーキングイジメ動画の件で「金払ってるものには文句言って当然だろ」的な話があるが、そうじゃなくて「自分に関係あろうがなかろうがイジメは見たら辞めさせろよ」ってのがあのCMで伝えたいメッセージなのでありだな……

バーガーキングの動画、いいなあ。いじめに対して声を上げた人たちの言葉が、力強くて優しい。そうだ私も勇気を出そうって、そう思えてつながっていくようなそんな動画だな。

■あなたの勇気で救われる人がいる…改めて考えさせられる動画でした

日本ではまだまだこの風潮が根強く、いじめや周りに迷惑をかけている人に注意すると、自身に火の粉が降りかかってきてしまい最悪のケースに発展してしまう場合もあります