ジブリ新作は「君たちはどう生きるか」意味を持つ原作に注目


アニメーション監督の宮崎駿さんが話題

日本の映画監督、アニメーター、漫画家。別名として秋津 三朗(あきつ さぶろう)、照樹 務(てれこむ)がある。

通称「パヤオ」「宮さん」。息子にアニメ監督の宮崎吾朗がいる。

原作・脚本・監督を手がけた長編アニメ映画に「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋(ちひろ)の神隠し」などがある。

平成24年(2012)文化功労者。平成26年(2014)米国アカデミー賞の名誉賞を受賞

2013年9月1日、『風立ちぬ』を最後に長編作品の制作から引退を表明。9月7日に記者会見を開き、世界各国の報道陣を前に引退を説明した。

しかし今年2月、長編に着手していると報道

長編に着手していることをスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(69)が明かし、5月にはスタッフを公募し「引退撤回」

宮崎監督の新作について、『孫のために作ってますよね。おじいちゃんはあの世に行っちゃうけど、作品を残すって』と発言

引退撤回の裏には『君の名は。』のヒットへの闘争心かとも言われたのですが結局は孫

そんな宮崎駿監督の復活に、あの監督がスタジオジブリ本を出版

ジブリの劇場公開作『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』までを作品ごとに振り返りながら、「これまでのジブリ、これからのアニメーション」までを語りつくすインタビュー。

歯に衣着せぬ発言でも知られる押井監督は、今、ジブリをどう語るのか? アニメファンだけでなく映画ファンにとっても必読の書に

押井さんの『誰も語らなかったジブリを語ろう』面白いなあ。「宮崎駿作品は描きたい話や画と自分の性癖との戦いだから時にバランスの悪い作品が生まれてしまうけど、ディティールの説得力が凄まじすぎて多少破綻していても何となくみんな説得されてしまう」と、いつもの調子でズバズバ語っています。

そんな盛り上がりをみせる中、新作長編アニメのタイトルが決定

アニメーション監督の宮崎駿さん(76)は28日、制作中の新作の題名が「君たちはどう生きるか」になると明かした。

「漱石と日本、そして子どもたちへ」(新宿区主催、朝日新聞社など共催)に登壇。作家・半藤一利さんとの対談で、約1千人の参加者を前に新作について語った。

1937年に吉野源三郎が発表した名著から取っており、「その本が主人公にとって大きな意味を持つ」内容になるとのこと。

現在はアニメーターの育成に力を入れつつ制作に取り掛かっていることに触れた。なお、完成には3年から4年はかかるとも。

宮崎監督から公表された「君たちはどう生きるか」

中学生のコペル君の叔父さんは亡くなったコペル君の父から「(息子を)立派な男に…」と後を託され、助言者として伝えるべき事柄をノートにつけていた。

ものの見方、偉大な人間とは、どう生きるべきか…。やがて人間関係で過ちを犯し、悩むコペル君に、そのノートが渡される。

「いかに生きるべきか」という倫理的な問題だけでなく、どういった社会科学的な認識のもとで生きていくかという問題が提示されている