いったい何が…米NYの小学生・7人に1人以上がホームレスに驚愕


■米ニューヨークの小学生のホームレス問題が深刻に

米ニューヨーク(New York)市でホームレスの児童の数が増加し、小学生の7人に1人以上の割合に達する可能性があることが15日に発表された

住む場所を持たない公立学校の児童数は2015~2016年度でおよそ10万人。全体の9%を占め、1年で20%増となった。

市では家賃の高騰や連邦および州からの援助の減少、州の住宅補助プログラムの終了などにより住居を失い、ホームレスになる世帯が増え、過去6年間に市の公立校に通う児童14万人以上がホームレスになっている。

ホームレスの児童は平均で学年度の半数に当たる88日間を欠席しているとされ、学年度の途中で転校することが2回以上あるという。

ホームレスの子どもは自宅で暮らす子どもと比較し、停学処分を受けたり退学したりすることが多く、学力も劣るとされる。

ICPHによれば、この6年間にホームレスの状態を経験した公立学校の児童は14万人を上回る。

朝8時から夜8時まで1日12時間働いているのに、それでも家賃を払えない」。モーガンさんは2つの仕事を掛け持ちし、月収は2100ドル(約23万円)ほど

「働いているのにホームレス」という境遇の人が数千人いる。多くは、サービス業界で低賃金の仕事に就く人たちだ。

アメリカのある慈善団体の報告から、同国のニューヨークにおけるホームレスの数が39%増加していることが明らかになりました。

■NYだけではない。全米で若年層のホームレスが増えている

米国では13~25歳の若年層ホームレスが400万人以上に上っているという報告書が15日、発表された。

米国では少なくとも420万人の若者がホームレスとなっており、13~17歳は70万人、18~25歳が350万人と推定される。

驚くことに、学生ホームレスの割合は14%に上った。カリフォルニア州では、コミュニティカレッジの学生の3人に1人が住居に関する問題に直面しており、 ツィー氏が実際に経験したように、問題は4年制大学にも広がっている。

■この波はアメリカ全土に広がっている

アメリカ西海岸地域でホームレスや貧困者の増加による危機が深刻化しています。

米国のホームレスは1位がカリフォルニア州の11万8142人、2位がニューヨーク州の8万6352人、3位がフロリダ州の3万3559人。

ロサンゼルス(Los Angeles)郡で、ホームレス対策の強化を進めているにもかかわらず、ホームレス人口が昨年比で23%も急増していることが明らかになった。

■この減少はamazonのおひざ元「シアトル」でも

アマゾンやマイクロソフトが本拠地を置く米ワシントン州シアトルは、豊かな自然に恵まれた、米国屈指の「住みやすい街」である。

経済的に豊かな都市であるシアトルが、ホームレス問題で頭を悩ませている。

1999年は5900人ほどだったが、昨年は1万122人までに増えた。ニューヨーク(7万5323人)やロサンゼルス(4万1174人)に次ぐ数字

アマゾンの成長と比例するかのように増え続ける人口によって、シアトルは現在深刻な住宅不足に陥っている。想像にたやすいが、そうした状況下では不動産は完全に売り手市場になるため、物件が恐ろしいほどの高騰ぶりを見せている。