▼将棋界のレジェンド・羽生善治
19歳で初タイトルとなる竜王を獲得し、その後王位争奪の勝負を繰り返しながら6冠を達成する。その後1996年におこなわれた第45期王将であった谷川浩司王将との対戦に勝ち、将棋界初めての全冠制覇という偉業を達成した。
タイトル獲得通算98期の羽生は、現在永世称号の制度がある7棋戦のうち、名人、王将、王位、王座、棋王、棋聖の永世資格を持つ。竜王は通算6期獲得している。
▼「永世称号」とは
将棋の七大タイトル戦で、連続または通算して規定の回数以上タイトルを獲得した棋士に与えられる称号。
各棋戦には永世称号獲得のために必要な、連続または通算タイトル獲得期数あるいは優勝回数が規定されている。永世棋王だけが連続獲得のみの規定である。
▼第30期竜王戦で渡辺明竜王に挑戦していた
将棋の羽生善治棋聖(47)が史上初の「永世七冠」を懸け、第30期竜王戦七番勝負で渡辺明竜王(33)に挑戦
渡辺は棋王との2冠で、竜王は通算11期。すでに永世竜王の資格を獲得している。
羽生の竜王戦挑戦は7期ぶり。これまで6期保持している。2008年に永世竜王獲得をかけて渡辺に挑戦したが3勝4敗で、10年には2勝4敗でそれぞれ敗れている。
羽生棋聖と渡辺竜王の対戦は過去に74局あり、羽生棋聖の39勝、渡辺竜王の35勝。直近5局では、羽生棋聖が4勝1敗とリードしている。
今回、渡辺竜王を破れば「永世竜王」を名乗る資格を得る。
▼竜王戦第四局で「永世七冠」に王手をかけていた羽生善治
【ついに】羽生善治棋聖、史上初の「永世七冠」に王手
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竜王戦第4局で羽生棋聖が渡辺明竜王に勝ち、対戦成績を3勝1敗とした。第5局は12月4、5日に鹿児島県指宿市で指される。 pic.twitter.com/eseDziRHgA
第30期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第4局は24日、挑戦者の羽生棋聖が渡辺明竜王(33)に104手で勝ち、対戦成績を3勝1敗とした。
あと1つ勝ち、竜王位を奪取すれば、「永世竜王」の資格を獲得するとともに、永世名人などと合わせ、史上初の「永世7冠」を達成する。
▼そして遂に羽生善治が「永世竜王」と史上初「永世七冠」を達成!
将棋の羽生善治棋聖(47)が5日、鹿児島県指宿市で行われた第30期竜王戦7番勝負の第5局で渡辺明竜王(33)を破り、竜王位を奪取。
#羽生善治 棋聖が史上初「永世七冠」達成 竜王戦勝利、タイトル獲得99期に – 産経ニュース sankei.com/west/news/1712… @SankeiNews_WESTさんから #将棋 pic.twitter.com/MtLv1s5k8N
これで現在7つある将棋の永世称号の資格をすべて獲得し、前人未到の「永世七冠」達成を果たしました。
平成という時代を駆け抜けた将棋界のスーパースターが、新たな金字塔を打ち立てた。
羽生新竜王は獲得タイトルを通算99期とし、最多記録を更新。100期の大台まであと1期に迫った。
▼偉業を達成した羽生善治が語ったこと