「オッケーグーグル、俺の年末の予定を教えてくれ」
『今のところ何もありません』
「オッケーグーグル…俺のクリスマスは の予定は…？？」
『今のところ…何もありません』
「…俺は今年もぼっちなのか…」
『面白い冗談ですね。私がいますよ。』
(♪〜Love so sweet〜♪)

「オッケーグーグル、あの頃の夢をもう一度」
「検索結果、見つかりません」
「もう一度」
「見つかりません」
「なんで……もう一度夢を見てもいいじゃない……」
「ちゃんと叶っていますよ。夢の形は違えど今のあなたが夢の一部です。受け入… twitter.com/i/web/status/9…

「オッケーグーグル土曜の予定を教えてくれ」
「仕事です」
「日曜は？」
「仕事です」
「月曜は？」
「月曜から仕事です」

『オッケーグーグル、モテる方法を教えてくれ』

「無理です」

『えっ』

「えっ」

「Ok,Google、昨晩は何をしていた？」
「そんな昔のことは忘れた」
「Ok,Google、明日の予定を教えて」
「そんな先のことはわからない」

「オッケーグーグル、敵の数を教えてくれ」
『2時の方向から7人、7時の方向から6人が近づいています。ライフルが10人、ショットガンが3人』
「オッケーグーグル、後方の6人、1分足止め出来るか？」
『面白い冗談ですね。1分あれば殲滅できます』

「OK、Google 君だけでも逃げて」

「……よく聞き取れません。『勝利への道』へのナビゲートを開始します」

OK Google, 私はどうなっても構わない。だからお願い、皆を助けて

(一滴の涙がGoogle Homeに落ちて眩しく輝き始める)

「OK, Google!」
『何か御用でしょうか？』
「俺の居る座標に爆弾を落とせ！」
『ですが』
「構わん！　俺が責任を取る」
『あなたと共に戦えた事は光栄です』

「オッケーグーグル、無事か？」
『はい、大丈夫です ただとてつもなく眠いので少しだけ眠らせてください』
「お前はいつもそうやって寝過ごすんだ…起きなかったら許さないからな」
『…』
「おい、嘘だろ返事しろよ」
『…』
「目を覚まし… twitter.com/i/web/status/9…

「オッケーグーグル、火の起こし方を教えてくれ」
「“オタク”をジェンダー論と絡ませて批判しましょう」
「そうじゃなくて…」

「オッケーグーグル、火の起こし方を教えてくれ」
「FNS歌謡祭で“欅坂46”と”声優”をコラボさせましょう」
「それはよく燃えるだろう…」