・中国に快勝した小久保ジャパン
第4回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表は10日、1次ラウンドB組第3戦となる中国戦に7対1と勝利した。
王監督でも原監督でもできなかった、代表史上初のWBC1次R3連勝で1位突破を飾った。
日本は一回、山田(ヤクルト)の犠飛で先制。二回に小林(巨人)、三回に中田(日本ハム)の2ランで加点。
・次戦の相手はオランダ
実力伯仲する2次ラウンド以降は、一発勝負のように1勝の重みが大きくなる。
その初戦で激突するオランダは大会屈指の打力を誇り、福岡ソフトバンクの最強右腕バンデンハークの先発が予想される
投球の軸となる150キロ超の直球に、鋭く変化するスライダー、ナックルカーブ、チェンジアップを織り交ぜる投球が武器で、昨季デビューから14連勝のプロ野球新記録を樹立し、通算16勝3敗。今季からソフトバンクと3年契約を結んだ。
7日の韓国戦では、エースのバンデンハーク(ソフトバンク)が4回無失点と好投し5-0の完封勝ち。打っても11安打5得点と投打に隙がない。
対戦の多い中田が通算18打数4安打2打点、秋山は1本塁打を含む15打数4安打。決して確率は高くない。4番の筒香や坂本は対戦がなく、2次R初戦で正念場を迎えることになる。
ハンデンバーグについて中田は?
「感覚はあるが、いい投手に変わりはない。簡単には打たせてくれない。(東京ラウンドで)誰がどう見ても一番いい投手。データを頭にたたきこんでいきたい」
弱点があるとすれば、バンデンハークはともかく、先発の枚数が足りず救援も不安な投手陣か。
・オランダ戦みんなはこう分析する
オランダ戦はバンデンが先発しないならラッキーだが、先発するなら前半は足でかき回して接戦をキープし、バンデン降板後から突き放したい。両軍のリリーフがポイントのはず。 twitter.com/tachishin777/s…
勝敗のカギはバンデンハークの出来次第って感じだろうか。初見の投手よりは攻略のイメージが出来るけど、調子良かったら普通に打てないだろうな。早く80球を投げさせて降ろすのが得策か。
侍ジャパン右打者は199打数47安打の打率.236。
これ、内角速球攻めを受けたときにすると70打数10安打の打率.143。内角速球攻め+カーブ混ぜの条件設定だと15打数0安打の打率.000。ふだんバンデンハークは右打者内角をあま… twitter.com/i/web/status/8…
・キューバに勝利すると決勝ラウンドが見えてくる
オーストラリアを撃破し、WBC2次ラウンド進出を決めたキューバ。勝利の立役者となったのが、「4番・左翼」で出場したソフトバンクのデスパイネ(30)だ。
ソフトバンクにとって、デスパイネは15年オフに退団した李大浩以来となる、長距離砲の助っ人。3年12億円という大型契約も、期待の表れ
初戦で、侍ジャパンの2番手・則本昂大投手(楽天)からソロ本塁打を放った。
会見では海外のメディアから「多くの選手がメジャーリーグでプレーしているが、あなたはなぜキューバに残っているのか」というシビアな質問が飛んだ。
「長い間代表でプレーしてきて、友人のほとんどは亡命して米国に行ってしまった。でも、私は代表で仲間とともに戦い、多くの勝利を手にしてきたことをうれしく思っている」