ゴキブリ
世界に生息するゴキブリの総数は 1兆 4853億 匹ともいわれており、日本には 236億 匹(世界の 1.58%)が生息するものと推定されている。
ご存知の通り、嫌われ者
ゴキブリは直感的な不快感を与える他、悪臭・病原体の運搬・食害・汚染・アレルギーの原因などが挙げられます。
殺虫剤や毒餌系が効かないスーパーゴキブリも誕生している
ゴキブリ退治の切り札と言えばスプレー式の殺虫剤だが、近年、その殺虫剤が効かない「スーパーゴキブリ」が増殖中だという。
このようなゴキブリが誕生する要因は、過剰な薬剤の使用や中途半端な駆除です。ゴキブリが警戒心を持ち、抵抗力がつきます。
ホウ酸ダンゴのような“毒餌系”の製品は変わらず効果的だという。しかし、この頼みの綱の“毒餌”にも天敵が現れているというのだ。
今度は繁殖で飛んでもないことが判明…メスだけで繁殖することを北大の研究チームが発表
研究チームは、ゴキブリのメスが3匹以上いれば、単為生殖でメスだけの集団を長期間維持できるとした実験結果を発表しました。
卵鞘(らんしょう:卵が複数入ったもの)がより早く形成されることが分かりました。
交尾できないオスを一緒にした場合は、メス同士の場合よりも卵の形成が遅くなった。
・単為生殖とは?
卵が受精することなしに単独で新個体を生じる生殖法。ミツバチ,アリマキ,ミジンコ,ワムシなどでみられる自然単為生殖に対して,ウニ,カエルなどでは人為単為生殖を起すこともできる。
メスの匂いでオスを誘い込む駆除法は有効でないないみたい…
この結果について研究グループでは、卵鞘形成促進には他個体の出す匂いなどの化学物質や機械的接触を触角などの感覚器で受容することが重要であることが示されたとしている。
メスのフェロモンの匂いでオスを誘い込むトラップ(罠)を使った方法では、有効な駆除だとは言えないという。
通常の害虫駆除では雄を殺虫して繁殖を妨げるという方法を用いる事が多いが、ワモンゴキブリは雄雌両方とも徹底して駆除しなければならないと考えられる。
これは恐怖
これはつまり、複数の雌による安定した環境下でワモンゴキブリは雄との有性生殖による新しい遺伝子の獲得を経ずに、長期間多くの卵を産んで増えていくという非常にやっかいな性質です。